22/7

絶望の花 – 22/7

WOW WOW WOW WOW…
WOW WOW WOW WOW…

どこからか響く世界が終わる鐘は
想像していた音色ではなくて 吹き抜ける風の儚(はかな)い音

人々は何も泣き叫んだりせず
空を見上げては瞼(まぶた)閉じて そっと腰を下ろした

何かやり残したわけじゃなくて 志半(こころざしなか)ばの夢もなく
ここで針が止まっても 構わない Ah

絶望とは咲かない花 心閉ざしたまま
花びらさえ包み込んでいる
北風に吹かれようとも 雨に打たれようとも
今の命 今日までのこと感謝している
絶望とは咲かない花 ずっと蕾のまま
何も言わず佇(たたず)んでいる
同情を引こうともせず 憐れみも誘わずに
毅然としてるのは幸せだったから

WOW WOW WOW WOW…
WOW WOW WOW WOW…

夕焼けに空がいつしか染まる頃には
SFみたいに崩壊しない 世界から何が消えてくのか?

しばらくはそれがわからなかったけど
やがて辺りから暗くなって すべて見えなくなった

永遠に見たいものなどなかったし 大切なものは記憶の中
闇に閉ざされようとも 悔いはない Ah

希望はそう光のこと 先を照らすものだ
見えなければ恐怖を感じる
静寂を深読みしては ただの物音さえも
いつか聞いた“物の怪”を不意に思い出す
希望はそう光のこと すべて理解できる
そこに行けば謎も解けるはず
わからないことはわからず 知らぬことは知らぬまま
生きていられるのも幸せかもしれない

この世界が終わって (今)
何が始まると言うのか? (さあ)
幸せだったその日々を
暗闇の中で語り合おう

絶望とは咲かない花 心閉ざしたまま
花びらさえ包み込んでいる
北風に吹かれようとも 雨に打たれようとも
今の命 今日までのこと感謝している
絶望とは咲かない花 ずっと蕾のまま
何も言わず佇(たたず)んでいる
同情を引こうともせず 憐れみも誘わずに
毅然としてるのは幸せだったから

WOW WOW WOW WOW…
WOW WOW WOW WOW…

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