鶴田浩二

麦と兵隊 – 鶴田浩二

徐州(じょしゅう)徐州(じょしゅう)と人馬は進む
徐州いよいか住みよいか
しゃれた文句に振り返えりゃ
お国訛りのおけさ節
髭が微笑む麦畑

戦友(とも)を背にして道なき道を
行けば戦野(せんや)は夜の雨
済まぬ済まぬを背中にきけば
馬鹿をいうなとまた進む
兵の歩みの頼もしさ

腕をたたいて遥かな空を
仰ぐ眸(ひとみ)に雲が飛ぶ
遠く祖国を離れ来て
しみじみ知った祖国愛
戦友よ来て見よあの雲を

行けど進めど麦また麦の
波の深さよ夜(よ)の寒さ
声を殺して黙々と
かげを落して粛々と
兵は徐州へ前線へ

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望郷歌 – 鶴田浩二

夢の 儚さ 涙の苦さ心よお前と ふたりづれいつか帰ろういつか帰ろう我身をつれてたったひとつの故郷へ人の 情よ 無情の雨よお酒よ今夜もふたりづれ飲めば切なく飲めば

赤と黒のブルース – 鶴田浩二

夢をなくした 奈落の底で何をあえぐか 影法師カルタと酒に ただれた胸になんで住めよか なんで住めよかああ あのひとが赤と黒とのドレスの渦にナイトクラブの 夜は更

街を流れるブルース – 鶴田浩二

街を流れるブルースは誰のみじめな溜息か少し降ってる雨に濡れ疲れごころで暗い夜をああ 何処へゆく泣いているくせ乾いててひどく物憂い歌い声何かをかなしく失くなしてひ

夜霧のシャンソン – 鶴田浩二

銀杏の枯葉が 舗道に眠る月も傾く 夜更けの街で秘めた想いを 唄うシャンソンあの娘は もう寝たか灯りも見えぬただ 夜霧だけ 夜霧だけが いつかこの胸を 濡らすよ夜

東京ブルース – 鶴田浩二

酒場横丁を 横目で抜けりゃ花のネオンも 嘲笑(わら)ってる酔うてよろめく 寂しい肩に霧が沁みこむ 銀座裏ああ東京 東京ブルース立てた背広の 襟からのぞくあせたマ

裏町ポルカ – 鶴田浩二

涙が出た時ゃ ポルカ頬っぺた濡らして ポルカポルカを唄えば 悩みも晴れるやさしいポルカ嘆きも憂いも さらりと消えるポルカ ポルカ 裏町ポルカ泣きたかったら 唄お

裏町の女 – 鶴田浩二

街を捨てよか 恋に生きようか霧も冷たい 裏通り聞くんじゃなかった 身の上ばなし安宿の女が 今夜も窓辺で 泣いているギターひとつが せめての頼りチョッピリ泣きたい

あの娘まかせの港町 – 鶴田浩二

泣いておくれか その気なら雨よなんとかしておくれ今夜かぎりのかなしい恋と知って涙の可愛(めんこ)い瞳ドラも切ないョ この波止場いくら時化(しけ)よと この男にぎ

運河のある町 – 鶴田浩二

夜の悪魔が 忘れたような青い利鎌の 三日月覗く寒いベンチで 破れた夢を吹いて散らして 風が吹くあゝあゝ ここも東京の空の下雨がどしゃ降りゃ ガードの下かごろ寝覚

街は魔術師 – 鶴田浩二

何か淋しいときもある何かときめくときもあるなぜかなんだか知らないがネオンが花咲くたそがれの街は魔術師 呼ぶんだぜ天気予報にゃ出ていないにわか雨ふるときもあるレー

花の小次郎 – 鶴田浩二

夢が夢呼ぶ 男の旅のなぜに袖ひく いとしや野菊花の小次郎 長剣(つるぎ)に賭けてどこがわが身のどこがわが身の置きどころおんな可愛いと 前髪若衆生きてやれたらよろ

弥太郎くずし – 鶴田浩二

生まれついての 一本刀惚れた相手が 武家(さむらい)育ち当たってままよ 砕けたら月もおいらと 泣いてくれ泣いてくれあきらめようと 言ってはみたがあんな女は 二人

お芝居船 – 鶴田浩二

おとす白粉(おしろい) さびしい素顔わたしゃ瀬戸海 旅役者泪一すじ お芝居船できくは千鳥の声ばかりあの夜 舞台の 前髪すがた見染められたか 見染めたか月もおぼろ

若人の誓い – 鶴田浩二

赤い血潮の純愛は男いのちのバラの花君にささげて一すじの花のあわれを知るやネオンも涙ぐむ君のかなしいまぼろしは忘れようとて忘らりょか霧の都の遠柳やつれ姿をみるにつ

さすらいの湖畔 – 鶴田浩二

さすらいの さすらいの乗合馬車の笛の音は 笛の音は旅をゆく子の咽びなきああ、高原の湖くれて岸の旅籠の燈もうるむ思い出の 思い出の泪のワルツ あの人の あの人の忘

追憶の湖 – 鶴田浩二

山の湖 恋しさにひとりはるばる 来たものを追憶(おもいで)の 花は咲き 花は散り呼べどこたえる 人もなく風に山びこ 悲しくかえる泣いて別れた 白樺に残る二人の 

思い出せないことばかり – 鶴田浩二

そよかぜは そよ風は旅の心に ゆれながら林の奥の 湖の静かな水に よりそうて『何か忘れて いるような思い出せない ことばかり』うきぐもは 浮き雲は風の誘いに ゆ

花薫る東京 – 鶴田浩二

青い空 かがやく街だよ君とゆく 二人ゆくペーブメントにそよ風の そよ風の甘きくちづけああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ東京 若き東京 陽はうらら赤 黄 青 ネオンの

琵琶湖周航の歌 – 鶴田浩二

われは湖(うみ)の子 さすらいの旅にしあれば しみじみと昇る狭霧(さぎり)や さざなみの滋賀の都よ いざさらば松は緑に 砂白き雄松が里の 乙女子は赤い椿の 森蔭

流転夜曲 – 鶴田浩二

酔ったあなたは きらいよといつかお前が いったっけ罪なギターさ この俺を泣かす流転の 嘆き歌夜に流した 情なら散るも儚(はかな)い ネオン花そんな恋なら この俺

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