• 君がいない空 – 鴉

    共感寸前で落としてしまった会話や忘れたふりして言わせてしまった言葉無意味さの限度 意味深さへの盲目真下のコンクリート 思い出色にしないように 青空見上げたよあどけない面影がいつでも笑ってくれたのに今日からは雲と現実 君がいない空囁くように こぼれるように歌う記憶世界の果てを君がまだそこにはいるから 中途半端と名づけて置いてきた日々全力と言い切って開いて余力と後悔に閉じた 青空見上げてるあどけない面…

  • 最後の歌 – 鴉

    もう二度と もう二度と君のため歌えぬ最後の歌もう二度と「もう二度と君の手は離さない」と 季節眩く夏を照らし季節外れの別れに会う 蝉の音林 その尊さよこの意味と一緒に鳴いておくれ 痛く染みいるのは笑った顔心地良くなるのは信じない一瞬だけそうだったな 今ここには風に舞う便りも無い もう二度と もう二度と君のため歌えぬ最後の歌もう二度と「もう二度と君の手は離さない」と 色とりどり咲く花を見てもその目の涙…

  • 黒髪ストレンジャー – 鴉

    あっという間に心は奪われてしまったよ直線的黒髪ストレンジャー心も体も もうどうでもいいのさただその目が欲しい 偽りも誘惑もシャボン玉のように消えた本当の僕のこと探す僕はいったい誰? 君を見つけようと僕はいなくなった飲みたいわけじゃないブラックをそそいでいる 時間をそそいでる無意味を望んでる直線的黒髪ストレンジャー解きすぎた心が沈黙を歌ったよいつになく心地良いメロディ このまんま知らないふり続けるの…

  • 夏色 – 鴉

    風と夏草の囁きに太陽が笑った私は曇り空諦め ギターを弾く 夏色してた夢もあの歌も陽炎の中揺らいでいるだけ メロディ このメロディ 消えないで今捕まえに行くから 過去の同日を振り返り幻が笑った私は現在を重ねて口ずさんだ 夏色してた夢もあの人も陽炎の中帰って行くよ 今メロディ このメロディ 壊れてく叫びに変えても歌うから 風と夏草の囁きも太陽が笑ったあの日も 夏色してた夢もあの人も陽炎だから 行くほど…

  • 無 – 鴉

    終わってしまったと悟る二十三時半ば巻き戻しのように眠りにつく 休日まではあと少し早送りのように焦りだした ただこの繰り返しなのかい?ああ 恐くなってしまったよ ふいに 真夜中をさ迷えどさ迷えど無は見つけてくれないから閉じ込める瞼の中 暗闇が映し出す幼い頃の輝きを 微笑を目を閉じて見てた 懐かしめばそこは終点で明日を走る僕はいますか? ああ 恐くなってしまったよ ふいに 真夜中をさ迷えどさ迷えど無は…

  • 風のメロディ – 鴉

    ずっと待ってるよ 風のメロディ凍えたサヨナラでも いいよずっと待ってる…ずっと待ってる答えじゃなく結末を 夕陽生まれし時刻に二人 繋げない手ガラス細工や机なんかのある店でよみがえる空気の中 二人 視線は折れる契約破棄した僕にはもう 君は覚えていたのにあの仕草が好きだって僕は覚えてないようにその仕草置き去りにした ずっと待ってるよ 風のメロディ三度目の「やっぱり」はないからずっと待ってる…ずっと待っ…

  • ココニナク – 鴉

    手を伸ばしたその時にはあの人はもうここになくあの人がどこへ行っちまったか教えてください 灯りが消えたこの部屋で手探りで探す幸せは時には甘く 時には重く互いの道を描いた 空が星と重なれば夢物語を口ずさみ空を雲が目隠しすれば光の意味を語り合った 街は今日も賑わいて人の気も知らずはしゃぐ人の群れそれはまるであの人を置き去りにして逃げていった情けない俺 そのものだ 「知らなかった」なんて言ったってあの人は…

  • 向かい風 – 鴉

    向かい風に絶唱 この想い届くまで舞い散る涙の幻想 君が待ってる気がして 寝起き悪く朝を迎え細目で歩く決定事項電話一本 嘘一個で 羽一枚行動範囲蹴散らして旅に出た アスファルトの丘のぼってゆく君が住んでる街 見下ろしたけれど 小さすぎて 巡り巡って現状 景色から目を逸らす君が描いた思い出 今 その場所にひとり虚しさを読んだ気象 落ち葉だけ踊らせた見て見ぬふりした僕の表情を風が打つ 風の中 目が覚めた…

  • 時の面影 – 鴉

    飛び立っていくよ消え去っていくよたとえ羽を持たぬこの思いも 時がいるからそこにいるから忘れようとすること覚えたんだ 忘れてはまた繰り返しているでもそれ自体 思い出している 時の面影 そこに我あり振り返らずともずっとここにある君が泣いてる ほら笑う顔歌にのせる声忘れたふりだ 急ぎ歩いた落し物をした落とされて遠回りと気付いた 「置いていかないで」ついていきたくはないのに時計の中に住んでいるのがただ怖か…

  • Am – 鴉

    泣かないでこれ以上笑ってなんて言わないから肩に手をかけるような言葉は好きじゃないだろ Amになってくこころの歌が君に聞こえないように曖昧な言葉だけ残してる君に聞こえないように 風の中にいたいなただ吹かれていたいなたったひとつの音の中ただ忘れていたいな Amになってくこころの歌が風にとけてゆけば曖昧な言葉だけ残してる僕も消え行くのに 闇の中では生きられない光には手が届かない… そこに… Amになって…

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