鳥羽一郎

  • 哀傷歌 – 鳥羽一郎

    ひとつどうぞと そそぐ手に過ぎた昔の 影がある傷を隠さぬ 薄化粧わかっているさ 俺しかいない優しい夜を やれるのは 昼と夜とが あるように恋に表と 裏がある未練なみだは 今日かぎりわかっているさ 俺しかいない孤独のつらさ 分けるのは 追えば逃げてく ものばかり夢の名残(なご)りが やるせない逃げちゃいけない つらくてもわかっているさ 俺しかいない明日(あした)をともに 歩くのは 人気の新着歌詞 男…

  • 風を起こせ – 鳥羽一郎

    風が吹くのを 当てにして人生のんびり 寝て待つな今日でおさらば 風待ち港天は苦労に 味方する船だせ 漕ぎだせ 走りだせ風は自分で 起こすもの 惚れた女を 遠くから眺めるだけでは 甲斐がない網を打たなきゃ 魚は獲(と)れぬ嵐 覚悟で ぶつかれよ船だせ 漕ぎだせ 走りだせ愛は激しく 奪うもの 目先の波を 追いかけて船酔いしている 奴ばかりはるか未来に 心を向けりゃ見ろよ希望の 陽が昇る船だせ 漕ぎだせ…

  • つれづれの酒 – 鳥羽一郎

    未練が飲ませる 酒がある思い出捨てたい 酒もある惚れた女の ためだとか身を引くバカが いたっていいだろう憂き世 つれづれ ひとり酒淋しいね… 男って 酒では洗えぬ 傷がある月日じゃ消せない 傷もある風が暖簾を かき分けて面影何度 運んでくるのやら憂き世 つれづれ ひとり酒淋しいね… 男って 遠くで見守る 恋がある死ぬまで忘れぬ 恋もある俺の心も 知らないで恨んでくれりゃ それでもいいだろう憂き世 …

  • されど人生 – 鳥羽一郎

    酔い醒(ざ)め水の 冷たさが五臓六腑に 沁みわたる旧友(とも)を送った 冬の夜もう一度ひとりで 飲み直そうかされど人生…おまえの分まで 生きるさと写真につぶやく 別離(わかれ)の酒だ 何年ぶりで 逢った女(ひと)時が昔へ 巻き戻る胸に切ない 初恋は遠くに流れて 消えゆく星かされど人生…彼女(あのこ)をおまえと 張り合ったあの日が青春 思い出酒だ 倖せだった おまえには悔やむことなど ないだろうな俺…

  • 母ちゃんお嫁にゆかないで – 鳥羽一郎

    逢いたかったら 瞼をとじろ母は瞼の 裏にいるだけど気になる 故郷の空を仰いでそっと あの子は叫ぶ母ちゃん 母ちゃん お嫁にゆかないで 若いやさしい 母ちゃんだからひとりぽっちは 可哀そだいつも祖父(じ)さまは 手紙に書くが俺はいやだと あの子はすねる母ちゃん 母ちゃん お嫁にゆかないで つらいときには 戻ってゆける愛の塒(ねぐら)さ 母ちゃんは自分ひとりの 止まり木だから写真をなでて あの子はせが…

  • 風雪花伝 – 鳥羽一郎

    人がゆく道の裏に 花は咲く…昔そんなふうに おそわったもんです時代おくれだろうと世の中が捨ててしまった ものにこそ大事なものが ありはしないでしょうか 奈落へ落ちた 不器用者(もん)がいつか咲かせる 桜花誠を洗い…誠を尽くす…それが男の 合言葉お噂は聞いて おりましたそちらこそ まっすぐなお人だ男の道の 風雪(かぜ)を背に一期一会の 一期一会の 酒を酌む 損をして生きてきたなんて 思っちゃいけない…

  • みのり – 鳥羽一郎

    朝陽が昇る さあひと仕事鍬(くわ)を担げば 小雀踊るヨ霞(かすみ)の空に 綿雲ぽかりおーいおーい 元気に育て田んぼは緑の 揺りかごだおーい おーい おーい くの字の腰を ヨイショと伸ばしゃ村もお山も 夕陽に染まるヨたなびく煙 囲炉裏火(いろりび) とろりおーいおーい 切り上げようや女房と夕餉(ゆうげ)が 待ってるぞおーい おーい おーい 倅(せがれ)の十八番(おはこ) 稲刈り唄を調子外れと 案山子…

  • 母よ (ライブ音源) – 鳥羽一郎

    どこか遊びに 行けばいい母へやっとこ 云える様になった俺みて ほほえんでここで「いいよ」と 背をむけた瀬戸の大橋 渡ってよこんぴら参りに 行ってこいせめてわずかな 夢荷物苦労まみれの なあ母よ どこか親子で 旅をしよう俺が嫌なら 嫁と行け海を見つめて うなづいて泪浮かべて 振り向いた能登の湯の町 ゆっくりとバスにゆられて 行って来いせめてわずかな 夢荷物背中曲がった なあ母よ 北の街でも 行かない…

  • 母のいない故郷 – 鳥羽一郎

    母のいない故郷(ふるさと)は風の村無人駅に降りりゃ子供にかえれない淋しさ母さんのせいだよただ時の流れにたたずむばかり 母のいない故郷は雪の村暗い夜道走ってくぐり戸うしろ手に閉めれば懐かしい囲炉裏ばたただほだ火とろとろくすぶるばかり 母のいない故郷は春の村かごに草を摘んで手拭いかぶってく村人母さんに似てたよただ後姿を見送るばかり 人気の新着歌詞 男の火祭り – 鳥羽一郎 紅い紅い炎の 大…

  • 北海の花 – 鳥羽一郎

    波が凍る 港は眠るシベリアおろし 地吹雪吹雪よくも飽きずに 降るもんだねと笑うおふくろ ため息まじり遠く離れた ネオンの街もオホーツクより しばれるよやけに恋しい 漁火は故郷(こきょう)に春呼ぶ 北海の花だ 風が吠える 氷雨に濡れる見上げるビルに 隠れた夜空海が明けたら 親父の船に俺も乗るんだ 都会を捨てて幼馴染の 流氷カモメ待っていてくれ 見ててくれ夢を積み替え 荒波に咲かせてみせるさ 北海の花…

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