高田漣

ホントはみんな – 高田漣

もしもあなたが ひとりでも
知らないうちに ふと見れば
誰かが一緒に 歩いてる
一緒がいちばん あたたかい

ときには口も きかぬほど
腹をたてたり するけれど
最後はきっと 思ってる
一緒がいちばん あたたかい

家には待ってる人がいる
それがぼくの元気です
家には待ってる人がいる
それがみんなの元気です

言葉にすると 照れるから
いつもは口に しないけど
ホントはみんな 気づいてる
一緒がいちばん あたたかい

家には待ってる人がいる
それがみんなの明日になる
家には待ってる人がいる
それがみんなの元気です

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オール・ナイト – 高田漣

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火吹竹 – 高田漣

毎晩夜通し起きていて僕は何んにもしていやしないのですこの間の晩火吹竹を作ったブー ブー ブー火鉢一杯に真赤な炭が盛れ上がってくる炭はまた直ぐたつてしまいますブー

熱の中 – 高田漣

独りの 暗がりを何処までも 充たす確かな あの光誰にでも いつか 訪れる目に映るすべてが密やかに問いかける囁きあなたに 触れられたこの胸を 鬱ぐ 熱の中身を焦が

Glass – 高田漣

トオイ キオクガ カナタニ ネムッテルヨトオイ キオクハ ガラスノ ハヘンカナ?ウツクシイ ヒカリハ スルドイ マナザシマギレモナイ ジジツハ イツモガラスノ 

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くつが一足あったなら – 高田漣

くつが一足あったなら わたしも踊りをおどるのにそのくつさえないのに くつさえもないのにふえやたいこをたたいても ただせつなさばかりがますばかりこの世がいやになる

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雨の日 – 高田漣

たったいっぺんも悪いことをしなかったアリラン爺さんが病みついた雨の降る日はしがない渡世に理屈をつけろ貧乏くじはどうだい?貧乏くじはどうだい?どこかの後家よどこか

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東一番丁、ブラザー軒。硝子簾がキラキラ波うち、あたりいちめん氷を噛む音。死んだおやじが入って来る。死んだ妹をつれて氷水喰べに、ぼくのわきへ。色あせたメリンスの着

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知ってますかこの春 わたしの岡に模様のようにやって来て呼びもしないのにやって来て室に向かいその模倣をひろげ そしてそのあと深く頭を垂れて死んでいった向日葵たちを

銭がなけりゃ – 高田漣

北から南からいろんな人が毎日家をはなれ 夜汽車にゆられはるばると東京までくるという田んぼからはい出 飯場を流れ豊作を夢みて来たがドッコイ!そうは問屋がおろさない

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