高橋真梨子

  • 恋人たちの時間 – 高橋真梨子

    時計が約束を忘れて テレビは退屈を流す悲しい小説を開けば ようやく待ちかねた電話彼の声の優しさが 私の仮面をはがす鏡に微笑みがこぼれて 不安が駆け足で逃げる恋はいつも不意を突き 私の心を捉まえる きれいな灰皿を揃えて 部屋にはコーヒーの香り写真が想い出をささやき 期待がドアに手をかける彼が愛をさし出して 私の孤独は終わる時計は約束を守って 静かに夜明けまで眠る恋は夜を誘いこみ 二人の時間を奪い去る…

  • 夢ゆらり – 高橋真梨子

    雨の合い間の 弱い陽は夢をみさせて 駆けぬける 私を愛せなくなった あなたとあなたをなくしたくない 私とからまわりする 時の中に居る うつむいた心が あなたのつま先で一つ転び 二つ転び傷ついてゆく 白くかすんだ 街あかり後姿が遠ざかる ひきとめることばさえ さがせず信じる力をなくした 私が傷つきやすい 時の中に居る 呼びかける祈りは あなたの肩先で一つはじけ 二つはじけ流されていく 置き去りにされ…

  • 誕生日 – 高橋真梨子

    この世に生まれ出てこの世に育ってある時ひとりぼっちを 突然かみしめてやさしさにまどわされ涙でかれはてその時悲しみから 何かを学びとる それも青春の始まりと云うなら弟よお前の青春は余りにも短かい言葉 言葉のあたたかさ笑顔のあいらしさ誰でも想い出から 何かを学びとる それも青春の始まりと云うなら弟よ青春の歌声は余りにも短かい言葉 人気の新着歌詞 海色の風 ~君住む場所へ~ – 高橋真梨子 …

  • わが町は… – 高橋真梨子

    ママからいわれてた急いで帰るよに…お前はここでくらすことが一番いいよと…夢やぶれ傷ついて悲しみにとざされ生きていた昨日までがまるで嘘みたい 空に雲があり丘に花があり人に愛があるこの町今日からは この私生まれ変わるわ パパからいわれてたやさしさ忘れるなと…お前に残す一つだけの言葉なんだよと…あの人にいつかは手紙など書きましょうもう二度と戻らないと書いて出しましょう 明日はどうなるか誰もわからないだけ…

  • 悲しまないで – 高橋真梨子

    夜明けを裂いて一羽鳥が舞飛ぶあなたは空に向け口笛吹いてる そんな仕種で愛も戻れたらいいねと目を閉じてあなたの 背中にもたれる 涙のすき間さえ いつか身体で埋めてた今は見送るしか 出来ないけど 悲しまないで 明日(あす)に立ち止まらないで 生きてみて足早に去る日々を悔むよりきっと 誇りにしながら 又逢えるねと告げて煙草をひねる見習れたやり方に 朝陽が焼きつく 夢にあがく度に ふたり臆病になってた今も…

  • やさしい夢 – 高橋真梨子

    ひとみ閉じて争いや哀しみも忘れましょうカラダ中湧き出した汗と共に ひとみ閉じて自分自身許してあげましょう我が心傷つけてしまうから 人は歳を取ったとき初めて気付くものこんなにも時間が早く過ぎてた 夢を見ましょう 夢を見ましょう若き日の頃思い出し空を見上げて空を見続け優しい涙落ちてくる ひとみ閉じてジレンマの片隅この命絶望や奇跡など背負ってる 人は歳を取ったとき 移動実現して歴史は何処へと手探りしてる…

  • 愛する人へのメッセージ – 高橋真梨子

    思い思いの日々 愛する人へのメッセージやり残したコトは無いか? 頭をふりしぼってる この世の中の意味 繙いて行きましょうそれでなくちゃ 進めない前を見つめ 未来は過去から 読めないもの 逆らわず季節も急ぎ巡り 流されるまま生きてく 前に進んで行こう どんな事があっても悲しい術や苦しみも どこ吹く風 忘れ得ぬ友や 野に咲く花遠ざかる涙を流さないで 涙ころして泣きなさい この現実を今 受け止めるのもい…

  • BAD BOY – 高橋真梨子

    冬の坂を駆け降りてゆくあなたの汗がまぶしかったの 転げながら走るあなたに賭けてよかった 私と選んだトランクスであなたは今 戦っている さあ夢を逃がしちゃいけないよ私を忘れておゆき あなたのすべてを奪って逃げる私を恨んでもいいバッド・ボーイ きっと勝つわもう昨日を振り向かないで あなたが歩く道のりを私は遠くで見ていてあげる サヨナラとつぶやいてただの女が去ってゆく あなたのすべてを奪って逃げる私を恨…

  • 忘れない – 高橋真梨子

    枯葉の舟が河に揺れてたこの窓からみえた季節訪ねて 昔と同じ部屋の片隅ひとりきりで眠るため 時間(とき)の流れに気づかないまま抱きよせてくれた夜とじこめたぬくもり 忘れない あなたのこと忘れない 心までは… 素顔にかえる鏡を閉じて泣かなくてもいられそうな黄昏 古い住所(アドレス)だした絵葉書戻る頃はここにいない 思い出さえもなくしかけてたやさしさがいつまでもかなしみを越えずにいたけど 忘れない あな…

  • 黄昏の街から – 高橋真梨子

    裏道を抜けると 風向(かざむ)きが変わった暗いガードが見えるあおられるポスターが はがれそうに揺れてる黄昏が風を呼ぶ笑顔の消えたあなた かたく口つぐむ他人同志に戻ろうなんてきれいごとを言わないで他人同志に戻ろうなんてきれいごとにすぎないはず 遠まわしの言葉 嘘よりずるいわいたわりのつもりでも私にかまわないで どうぞお行きなさい他人は他人 愛が消えたらきれいごとは言わないで他人は他人 変わりゆく街人…

Back to top button