高橋孝

ゆびきり – 高橋孝

何事も起きない 筈の いつもただ通る 路で
懐かしい面立ち 見かけて 僕は佇(たたず)んだ
あれはまだ五つの 頃か いつもその人と 一緒
幼くあどけない ゆびきり 結婚の約束したよ

信じることも 疑うことも 知らなかった あの頃
心のままの 約束だった 結局果たせなかった けれど
手を引いている 小さな子供 あの日の君 そのまま
はしゃぐ笑顔が 幸せそうで
何故だか声を かけそびれたよ

ふと考えてみる 誰か 大切な人と 今の
僕は躊躇いなく ゆびきり あの日のように出来るかと

人の心の 移ろい易(やす)さ 知らぬままが 良かった
はしゃぐ笑顔が あの約束を
掻き消しながら 遠のいてゆく

戸惑うことも たじろぐことも 知らなかった あの頃
ただ真っ直ぐな 約束をした 結局果たせないと しても
今直ぐ君に 逢いたくなった 誓えない 誓いを
無性に君に 告げたくなった
許されるなら ゆびきりをして

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