高杉じゅん子

  • なごり橋 – 高杉じゅん子

    この橋渡れば 今も尚思い出ばかりが つのります紅葉の季節に もう一度又逢う約束してたのに…あなたいくら待っても 叫んでも願い届かぬ なごり橋 流れる浮き雲 何処へ行く私も一緒に つれてってそこからあの人 見えますか心の鏡に ゆらゆらと…あなた愛の面影 ゆれてます忘れられない なごり橋 あふれる涙も 拭きやまず明日の光を 見え隠れあなたの気持ちが 分かったら私は死んでも かまわない…あなた胸を痛みも…

  • シルエット・ラブ – 高杉じゅん子

    黄昏の街 ふと目にする 窓辺の景色いつかの二人のようで好きだから好きだから 腕をからめたいのにそっとこの肩 抱いてほしいのにあなたは気付かないのね飲む程に 会いたくて酔う程に せつなくて離れる程 恋しくて今もこの店 あのドアをあなたが開けて来るようでだから だから 帰りたくないの 人混みの中 あなたに似た後姿今日も探してしまう会いたくて 会いたくて 涙枯れはてたのにそっと口づけ してほしいのにあな…

  • 小泊岬 – 高杉じゅん子

    繋ぎ忘れた 小舟のように何も告げずに あなたは何処へ自分勝手な 人なのねやさしさばかりが 何故浮かぶハーアアーーアー噂を追えば カモメさえハーアーアーーアー悲し泣きする 小泊岬 愛は一筋 灯台あかり海の入り江に 零れ灯おちる風の便りも ないままにあなたの姿を また探すハーアアーーアー願いを込めて たたずめばハーアーアーーアー凍え泣きする 小泊岬 波の谷間を イカ釣り船が灯り揺らして 港へ帰る二人出…

Back to top button