待てど暮らせど 来ぬ人を
宵待草の やるせなさ
今宵は月も 出ぬそうな
暮れて河原に 星一つ
宵待草の 花が散る
更けては風も 泣くそうな
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嘆きの空の 夕焼けはばらの花より なお紅いもやせ情熱歌えよ ルムバ想い出の 花びらを今宵散らそよどこへ行くのか あの船のなびく煙も 南風ならせ リズムをはやせよ
森の青葉の 蔭に来てなぜに寂しく あふるる涙想い切なく 母の名呼べば小鳥答えぬ 亡き母恋し君もわたしも みなし子の二人よりそい 竜胆摘めど誰に捧げん 花束花輪谺
山の淋しい湖にひとり来たのも悲しい心胸の痛みにたえかねて昨日の夢と焚き捨てる古い手紙のうすけむり水にたそがれせまる頃岸の林を静かにゆけば雲は流れてむらさきの薄き
虹の七色 消えたとてせめて紅色 ひといろは燃ゆる心の 奥ふかく秘めてひそめて 思い出にあゝ ひとふしの ブルースに心みだるる この夕べどうせこの世は 流れもの思
貴方なしでは さみしくてとても生きては 行けないの泣き泣き今日も 筆をとるだけど だけどなんにも書けない わたしなのいつも冷たい 横顔をじっと見つめる やるせな
ふるさとの風が 心に吹くひるさがりそっと呼んでみたくなる おかあさんあの雲のむこうに 青空があるように悲しみのむこうにいつもやさしいほほえみがおかあさんの おか
古い日記の 頁には涙のあとも そのままにかえらぬ夢の なつかしく頬すり寄せる わびしさよああ なつかしの ブルースは涙にぬれて うたう唄ひとつ浮き雲 夜の空なぜ
別れの言葉は 小雨の花か『さようなら』と 濡れて散るあつい情に 泣いたあの夜もはかない ひと夜のつゆかあふるる涙に 夜空がうつる『さようなら』と 流れ星恋のアル
ねむの並木を お馬のせなにゆらゆらゆらと花なら赤い カンナの花か散りそで散らぬ 花びら風情隣の村に お嫁入り「おみやげはなあに」「籠のオーム」言葉もたったひとつ
青い空には 希望の雲があそぶ蝶々にゃ 小ちゃな夢がそうして そうしてうたう乙女の 心の中にゃ誰も知らない 可愛いい秘密誰か泣いてる ミモザの花がかわいそうにと