高倉一朗

港のカナリア – 高倉一朗

後ろへ回って 目隠ししたら
マジな顔して 怒ったあんた
夕焼けこやけで お腹がすけば
帰ってくるよね 港町
男の胸で 飼われた小鳥(とり)は
ひとりじゃ大空 飛べなくて
グラス片手に 恋唄歌うの
私はカナリア
今日も止まり木 鴎になれない
港のカナリア

ひとりの女に 落ち着くような
人じゃないとは わかっていたわ
束ねた黒髪 ぱらりと解けば
あんたの香(におい)が してきたよ
くれない色に くちばし染めて
夕陽の桟橋 見つめてる
店に流れる ジュークボックス
別れのメロディ
うぶを気取って 涙をこぼせば
霧笛が嘲笑(わら)うわ

こんなにか細い 翼でさえも
あんたの空なら 飛べたのに
涙ほろほろ お酒に浮かべて
私はカナリア
今日も止まり木 鴎になれない
港のカナリア

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呑んだくれ – 高倉一朗

あの頃は 生きてるだけで 倖せだった何時(いつ)でもあんたが 傍にいた空缶カラコロ 転がって北風(かぜ)に震える 赤ちょうちん呑んだくれ…飲んだくれ…あの日も同

おまえを狙って – 高倉一朗

おれの目と おまえの目 出逢った瞬間百萬ボルトの 火花がとんだきめた《きめた》きめたぜ《きめたぜ》逃げてもムダさ狙った獲物は 外さない 外さない 「ビューン」お

さすらい挽歌 – 高倉一朗

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男の鴎唄 – 高倉一朗

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いつも昨夜のように – 高倉一朗

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