馬場俊英

夕焼けの法則 – 馬場俊英

昼間の街で出会い 夕暮れの風を泳ぎ
夜も夜の後も朝もいつも 君と今を生きる

けれども胸に迫る 愛の謎は解けず
夢も夢の後もいつも胸に ときめきを探している

ああ 重ねた指先の向こうには遠く 今日も陽が沈む

夕焼けは二人をつつむ今も この地球の裏側では
闇を照らす朝日となって 遠い国の目を覚まして行く
ここで僕らは眠り そしてまた明日へと向かう
そんなふうに時は流れる 何処にいても何をしていても

つまらぬ時代になったと 時々耳にするけど
本当の所はどうでも とにかく僕らは今しか知らない

誰よりあなたを愛した毎日は本物だった
そんなふうに言える人が誰の胸にも居るのさ

昔も今も朝日は昇り そして夕日の下で
君のパパもママに愛をささやいて キスしたはずさ

ああ 僕らは何処へ行く 行くとしたらそれは何故なのか

大切なその人をがっかりさせてしまった夜にも
もうダメだと立ち止まっても 不思議な力に導かれて
例えここで別れても 隣の道歩いて行くのさ
そして出会う夕日の中では 誰もが嘘はつけない

ごらん 夕焼けは二人をつつむ今も この地球の裏側では
闇を照らす朝日となって 遠い国の目を覚まして行く
ここで僕らもいつか それもそんな遠くない未来に
描いていた夢に出会いまた やっぱり夕焼けにつつまれる
で、また夢を見る

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