須澤紀信

イントロが流れ出したら – 須澤紀信

大好きな歌がラジオから流れて 一人の部屋がまるで特等席だ
有名かどうかなんて 流行廃りなんて どうだっていい
今はどうだっていい

ボリュームを上げて世界は広がった ボリュームを下げて世界は微笑んだ
考えるほどじゃないけど 耳を澄ましてるのは 君だけじゃない そう
きっとあの子もそうだよ

朝の光を待つ新芽のように 夜のとばりに浮かぶ月のように 優しく
心をノックするんだ

イントロが流れ出したら
君を縛り付けるものは何もなくなって
周波数を心に合わせて
身体を駆け巡る メロディーに揺れる

言葉にしなくちゃ想いは伝わんない でも
言葉にしただけじゃ本質は見えない
呆れてしまうくらいの 恥ずかしくなるくらいの ラブソングを 嗚呼
君と二人で聴きたい

夏の夕暮れに鳴くセミのように 寒空に惑う雪のように
今しか聴けないリクエストをしよう

天井を仰ぎ見ながら
描く夢物語は明日の自分
想像を膨らませたなら
地球の裏側へ 流れ星と遊ぼう

イントロが流れ出したら
君を縛り付けるものは何もなくなって
周波数を心に合わせて
身体を駆け巡る メロディーに揺れる

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1日の終わりに – 須澤紀信

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