青木美保

音無橋から – 青木美保

音無橋に 初雪が
薄く積もって 日が暮れて
あなたの差し出す 傘がうれしいの
ばかね ばかね わたしって
急に泣くなんて
小さなしあわせ みつけたばかり
夢ならば 夢ならば さめないで

音無橋に 佇めば
路面電車が 坂道を
カタコト行きます 飛鳥山あたり
嫌ね 嫌ね わたしって
古い傷がある
過去(むかし)があるから 逢えたんだよと
抱きしめて 抱きしめて 弱虫を

音無橋の たもとには
灯りゆれます ほのぼのと
哀しい荷物は ここで降ろせよと
駄目ね 駄目ね わたしって
いつも遠回り
この橋ふたりで 渡れば春が
来るのです 来るのです 今度こそ

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貴方からの手紙 ここで破りたいと季節はずれの海 ひとり来たけど聞こえてくるのはあの日の笑う声夏は過ぎて 秋は染まり雲は流れ 冬空あんな恋は二度とないと今になって

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