青山新
霧雨の夜は更ける – 青山新
何も言うなよ わかっているさ
つらい男の 胸の内
終わった恋なら 今夜で忘れろよ
窓の向こうに 音もなく
霧雨 降る降る 港の酒場
いつも別れは 突然過ぎて
心傷つく 事ばかり
愛した月日を 嘆(なげ)くな悔やむなよ
青いカクテル 薄灯り
静かに更け行く 港の酒場
恋の苦(にが)さを つらさを知って
人は優しく なれるから
今さら自分を そんなに責めるなよ
胸の痛みを 包むよに
霧雨 降る降る 港の酒場
何も言うなよ わかっているさ
つらい男の 胸の内
終わった恋なら 今夜で忘れろよ
窓の向こうに 音もなく
霧雨 降る降る 港の酒場
いつも別れは 突然過ぎて
心傷つく 事ばかり
愛した月日を 嘆(なげ)くな悔やむなよ
青いカクテル 薄灯り
静かに更け行く 港の酒場
恋の苦(にが)さを つらさを知って
人は優しく なれるから
今さら自分を そんなに責めるなよ
胸の痛みを 包むよに
霧雨 降る降る 港の酒場
履けなくなった シューズ菜の花 一輪そえて汗と涙の グラウンド金網越しに 見送った握った切符は 片道レールの向うは 陽炎さよなら青春エピローグそして今 始まる僕
仕方ないのさ 仕方ないんだよ涙をお拭きよ もう泣かないで嫌いになった 訳じゃない好きで別れる 恋もある月も潤むよ アカシア小径仕方ないのさ 仕方ないんだよ笑顔を
二人歩いた 思い出小径そよぐ風さえ 涙を誘う君の面影 白い花弱い 体(からだ)を 隠していたかズミの花 ズミの花も一度会いたい ズミの花髪を掻(か)き上げ 微笑
雪の礫(つぶて)を 北風を耐えて堪(こら)えて 春を待つ一度心に 決めたなら口にゃ出さない 泣き事はいつの日か いつの日か がまん桜よ 花と咲け汗の滴(しずく)
二度と会わぬと 心に決めてふたり別れた 雨の夜石楠花(しゃくなげ)の 花びらにそっと重ねる 面影よ寂しさが 寂しさが 胸を刺す無理にあの人 奪ってみてもきっと苦
星の見えない 夜だって迷いはしない ふたりでいれば君の歩いてゆく道が僕の歩いてゆく道さこのままずっと どこまでも君と君と 君とどこまでも枯れ葉舞い散る 街角も寒
はぐれ浮雲 流れ雲ひとり みちのく 北の空夢の峠を 一歩ずつ越える苦労の 白川(しらかわ)の関俺が 俺が 決めたこの道 どこまでも純なあの娘の あの涙思い出させ
迎えに来たよ 夢ではないさ震える肩先 抱き寄せる待たせてごめんね もう離さない君の匂いの なつかしさこれからは これからは いつもそばにいるひとりのつらさ 笑顔
忘れて欲しいと あなたの電話船の汽笛が 聞こえてた嫌よ 嫌よ このまま これきりなんてたずねる函館 港町あなたにいつでも 甘えてばかりどうぞ許して わがままをせ
もっと優しい 男がいるとあなたは背中を 向けるけどやめてやめてやめてよ 倖せよりもあなたのために 泣きたいのああ 女の 女のはじまり胸がほんとに 張り裂けること
どうにもならない 恋だもの泣いてさけんで 恨んでみてもどうにもならない 恋なのに何故かあきらめ 切れないあたし男がひとり 女がふたりもつれもつれた 恋の糸どうに