霧島昇・二葉あき子
あの夢この歌 – 霧島昇・二葉あき子
幼い日かなしい日 聞いた歌
優しメロディ
君うたう今うたう 花の唇燃えて
ときは春 あかしやのみどり白雲
楽しげに渡鳥 翼はかゞやく
涙ぐみ 別れたるうるわしの君の姿
うかび来て
流れ来てわれを泣かすよ 呼ぶよ
若き日の恋の花 すみれ雛げし
匂る夜の歌声に 月さえかゞやく
あの夢もこの夢も ながれ去り残る
メロディ
あの人がこの人が あわれ歌いしメロディ
歌は蝶むらさきの 紅の蝶々
花やかにほがらかに 心を結ぶよ
幼い日かなしい日 聞いた歌
優しメロディ
君うたう今うたう 花の唇燃えて
ときは春 あかしやのみどり白雲
楽しげに渡鳥 翼はかゞやく
涙ぐみ 別れたるうるわしの君の姿
うかび来て
流れ来てわれを泣かすよ 呼ぶよ
若き日の恋の花 すみれ雛げし
匂る夜の歌声に 月さえかゞやく
あの夢もこの夢も ながれ去り残る
メロディ
あの人がこの人が あわれ歌いしメロディ
歌は蝶むらさきの 紅の蝶々
花やかにほがらかに 心を結ぶよ
君はかわゆき 舞姫の私ははかない 胡弓ひき思いは胸に 燃えたとて誰にあかそう誰にあかそう 旅の風恋をする身と 知ったのはあなたの姿の 消えた夜悲しく君の 名を呼
僕がこころの 良人なら君はこころの 花の妻遠くさみしく 離れてもなくな相模の かもめどりたとえこの眼は 見えずとも清いあなたの おもかげはきっと見えます 見えま
読んで見ましょうか 焼き捨てましょか涙でにじんだ この日記あの事もこの事も みんな昔のロマンス泣くな比芙美よ 去り行く鳥は呼べど叫べど 帰りゃせぬ恋もうらみも