霜月はるか

光ノ軌跡 – 霜月はるか

零れる光の軌跡に
憧れたあの頃と同じ風が吹く

開いた扉の向こうへ歩き出した日を
まだ過去にはしないで

真っ青な空を見上げていた私の瞳
映した夢を手のひらに握りしめ

長い旅をして集めた景色
世界を渡り
辿り着く地でも道を探そう
ここからまた

誰かが囁く言葉に
閉じ込められた夜は
灯りを落として

明日を怖れ
昨日にさえ怯えた私
照らす星はいつだって優しかった

遙か旅をして生まれた想い
世界を変える
新しい地でも夢を探そう
踏み出した足で

小さくなった靴の痛み
涙をつめた鞄の傷
誰も知らない 地図にも載らない
そんな街を見つけに
どこまでも行こうよ

やがて足跡がつくった道は
繋がっていく
いつかは誰かの光になるよ
未来の道しるべ

長い旅の果て
手を振りながら世界の先へ
この胸の中に
新しい夢紡いでいこう
ここからまた

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