雅夢

  • 夕映えよ心の鳩を抱け – 雅夢

    昔遠い日 心は愛と夢とを ほゝばる鳩戯れ舞い飛び知らぬ間にこぼれ落として 風の強さをこらえて翼ひろげるその空から失くした宝を捜すのか黄昏 淋しいか 夕映えよ 暖たかく鳩を抱けあすの日の 約束を 見せながらふと 愛 夢さえもうすぐもどってきそうな 海辺 一人の少年願い投げてる その小石に優しく くちばしふれようか翼に乗せようか 夕げ時 帰らない子供らのいつまでも はしゃいでる ざわめきにいますぐ飛び…

  • 霧雨の旅人 – 雅夢

    肩をぬらす雨が 時間を戻す今も影がひとつ 改札へ走る別れではなくて 離れるだけだと少し 笑った あの人 流行り歌が恋の季節を詩うあなただけを 愛しつづけると詩う見送る わたしを気遣うのなら戻ってくると 言ってよ 振りむけば いつも雨降りあの人は 霧雨(あめ)の旅人いつまでも 待ちつづけたい愛・哀・愛 昔 映画のラスト・シーンは いつも愛しい人の胸に 抱かれて眠る名前呼び合い 駆け寄ったとき一人 夢…

  • 帰らぬ河のほとりで – 雅夢

    流れが海に注ぐようにひとつの終わりがある心が触れ合う一瞬さえ静かに幕は降りる 言葉がうまく綴れなくて見送る別離もあるふたりの旅が続く限り何処かで会えるだろう So long See you againSo long See you again いつの間にか子供達は愛を知る守りきれずに別れることを覚えるいつの間にか遠く離れた者達伝えておくれめぐり逢えてよかったと 帰らぬ河のほとりに今ふたつの舟をつな…

  • 壊れた夜 – 雅夢

    洒落た予感に 踊る瞳緑玉を 見た気がして絡んだ腕は もつれたままもう ほどくつもりもないし 見つめ合って 抱き寄せ合って灯りの中 セクシー秘密めいた 波にゆられ愛を確かめた時 Broken night tonight 夜が壊れた時間は止まり 何もかもを迷わせたBroken night tonight 夜が眩しい二人が起こす 愛の蜃気楼 愛は手慣れた 嘘つきでいつか離れて 傷を残すそれでもいい 今は…

  • サヨナラ・君 – 雅夢

    色あせた夢 それはセピアの風につつまれ愛をくすぐる Long Hair は胸にからんで サヨナラ 君この町 はなれるさサヨナラ 君最後の 言葉だね 氷ついた言葉をとかすぬくもりはないささめた横顔 ワインにうつし一息にのみほす サヨナラ 君明日を 見つけるだけサヨナラ 君淋しい言葉だね サヨナラ 君この町 はなれるさサヨナラ 君最後の 言葉だね サヨナラ 君明日を 見つけるだけサヨナラ 君淋しい言葉…

  • ファイナル~彩歴~ – 雅夢

    ひとつひとつ消えてゆくライトが終りを告げている君たちの熱い叫び声が耳の奥に響いてる楽しい思い出ばかりさ今にして想えば同じ時をわけあって生きてきたそれはささやかな歴史さ OH FINAL SONG喜びと淋しさをこの両手にOH FINAL SONG新しい明日の為に 激しい風にこの身をいつも晒していたいやすらぎの中にとどまるよりもあえて今選ぶさよなら OH FINAL SONG思い出は今もつきないけれど…

  • 哀しみのブラマンジェ – 雅夢

    逢いたくなってきたんじゃないひとりの午后がほしくてあの街後(あと)に車はいつか そうよこの海へ…果てなくつづく白亜の家さびれたCafe(キャフェ)に座れば砂塵のまじる南の風に 遠い夏の日が… Blancmange(ブラマンジェ) ひねくれて友達の手に抱かれてみたけどAu(オ) Blancmange 傷(いた)みは同じ死ぬほど…今…Je Taime(ジュ テーム) 彼とのすきに入ってきた皮肉な愛の噂…

  • 秋時雨 – 雅夢

    アスファルト雨にぬれて 濡れ尽した足音何気なしに行き交う影 長く揺れて消えてく人まち顔かげりひとつ 瞳の奥にやどし風に心さらした時 甦える思い出よ 秋は枯葉の舞う道で貴方の胸で戯れた誓い言葉のぬくもりに心暖めたはずなのに 今は遠い昔話し 心に言いきかせてみても別れ告げた後姿 ぬぐいきれないままに 秋は枯葉の舞う道で愛はひそかに立ち止まる振り向くだけの道しるべかなし雨に心ぬらす 生きてゆくことそれさ…

  • 追いかけて – 雅夢

    明日(あした)も会えますかからみ合った 小指のぬくもり会えないこと 知っています優しい最後の嘘 夕焼けの街角愛の終りに似合いすぎます胸を熱く 焦がしたまま帰るあてもないのに 追いかけて 追いかけてドラマよ もどれ 今すぐ追いかけて 追いかけて出逢いから もう一度 サヨナラは いつでも倖せの横で 待っていると笑いながら 話せるほど強くはなれなかった 生まれかわれるなら白い翼の鳥になりたい空と海に 抱…

  • 浮雲 – 雅夢

    うぶなお前はかわいさかくしかくしきれずに影を残すついてくるのは女の方と平気でほほもなぐれたものさ二人つくった思い出たどれば言葉とぎれて 目をそらすそんなお前を この俺だけが包みきれると信じてた 遠くに消えてく流れゆく浮雲遠くに残したお前の影を追いかけ 私 本当は女なんかに生まれるはずじゃなかったなんて俺がひろった女の中でお前だけは忘れられぬ 遠くに光を見つけた時にお前は遠くにはなれた俺のことなど忘…

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