陰陽座

組曲「鬼子母神」~月光 – 陰陽座

可惜短い 罪無き 生命
病みに 奪われて
他人の 稚児を 引き替うことで
黄泉帰る なら

生肝 抜いてやる お前
逝くには 早すぎる けれど
此の世に 余計な 未練の 無い様に
直ぐに 埋めて あげる

苟且に添う 虚妄の母子
月に 照らされて
亡くしたものを 取り戻す為
罪無きを 亡くすのは 拠も無し

名前を 付けてやる お前
呼ぶのは 殺むまで なれど
あの子を 本当に 失う 覚悟で
連れて 逃げて
代わりに愛して あげる

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紺碧の双刃 – 陰陽座

不破野の 空を 東より浪速へと 飛ぶ 鳥の影糜爛の 雲を 迅雷と貫く 戦端の矢か太閤 存命 三郎 起つ 合切 断滅 昇平ぞ来ん其は 皆 無常人の群 繰り返す 諍

組曲「鬼子母神」~鬼哭 – 陰陽座

吹き増さりし 風が 裸形を つと 包む開かぬ方の 眼には 逢えぬ 貌が 浮いて消える何故に 終わらぬ 唄よ此の 忌まふ 山に 謂う可き 事はない故恚みを 血の涙

組曲「鬼子母神」~紅涙 – 陰陽座

遅くなると 約した 男は 動もせば 抑 来やしない馬鹿な話さ 左様な 科白を 真に受けるから 泣きを見る待ち侘びて 諦めて 憂き世は あな憂 闇雲に 意志を 投

組曲「鬼子母神」~怨讐の果て – 陰陽座

山の碧が消える 空が鼠に染まる 水は何も 映しは しない紅を脱いだ柘榴 炎すらも白けて 戦慄く 吾が手は 黒く染まる帰る径を 探して もう 何も 還せはしない怨

組曲「鬼子母神」~径 – 陰陽座

皆に 祈り 託し 巫女は 定に 死せり 総て 村を 念うが為我ら 鬼の 番 御霊への 務めに 罷る 容受せよ汝らの 穢れを 総身に 背負いて 鬼謀の 蘇生を 告

組曲「鬼子母神」~鬼子母人 – 陰陽座

皆の 祈りが 御霊に 届き禍の芽は 萎びて 枯れる産土の 供物 思し召す 随に安らけし 和ぎに 伏して 礼べ崇めよ 此の 恩恵は 総ての ものぞ畏れよ 其の 穢

組曲「鬼子母神」~柘榴と呪縛 – 陰陽座

繋ぎ止めた 魂に 絡みついた 棘 深く燻べるは 怨念の 遣る瀬無い 犇もう 忘れて 平らに 只 暮れ泥む 届かぬ 声 絞りて暮れ惑う 夫なを 案ずる 樹海に挿す

組曲「鬼子母神」~鬼拵ノ唄 – 陰陽座

ゆるがせも よくぼりも 鬼のしわざにすればええよそものの るにんなど 鬼に見えねば見せりゃええやまがみの おぼすまま 鬼が出たなら殺せばええいくとせと してきた

組曲「鬼子母神」~膾 – 陰陽座

人外なる 洞に響く 喘鳴 鈍き 戦慄憫笑 或いは 嗤笑 解せぬ 現況 下臈なる 下知松煙と 教唆に 噎せび 惘然と 窘み 固唾を呑む振り切れざるのは 動悸 皆目

組曲「鬼子母神」~産衣 – 陰陽座

外れに 攫みし 一縷の 望み沈くも 泛ぶは 涙すら 零す飯櫃な 刻よ 魂 呼ばいて贄す 産子 釁らる肝に香が 揺らめいて薫る 魄の 甦す 愛子よ最早 冥慮は 要

組曲「鬼子母神」~徨 – 陰陽座

何処かで 声が捻れる 誰かの 嘆きを告げる 風が 此処には 着かぬと恨みる 鎖は絶えぬ 聯なる 悲懐を訴う 風が 其処に 吹き交ふと矩は 何れなる 責めて 悔い

鳳翼天翔 – 陰陽座

朝に醒めた顰(ひそ)む征野(せいや)の白き乙女瑞(みず)の小佩(おひも)堅く結びて撓(たおり)に立つ浅葱褪めた澱む 遠夜(たいや)の藍に沈む失われし皹(かか)る

生きもの狂い – 陰陽座

様も無く 生き腐れ 両の眼は 曇らえど訳も無く 存えて 物の哀れを 訴わん恥も無く 憚りて 故郷の誉れは 尽きるとも懲りずまに 歩む我がに 一瞥たりと 望みはせ

吹けよ風、轟けよ雷 – 陰陽座

風波を裂き 徒で漕げ 標無き世に 於いて 立たば擽る丈の 太刀を捨て 阿修羅を纏いて 夜を 白で染め抜く(爽 烈 轟) 此の愁いを 鎖した随(爽 烈 轟) 其の

塗り壁 – 陰陽座

旅路を行くは一方(ひとかた)の畏(おそ)れを知らぬ剛(ごう)の者七分(しちぶ)過ぎたるその刹那(せつな)見る目適わぬ 巨大な壁が上を下へと取り乱し途方に暮れて立

紅き群闇 – 陰陽座

只 立ち尽くす 丈 彼は 産土(うぶすな)を 恤(めぐ)む人禍(まが) 遥か 遠く 連れ立ちたい 春の場(にわ)謀(はかり)を 捨てて 欺罔(きぼう)も 失せて

河童をどり – 陰陽座

なんちゃやない なんぼじもかんまない 唄いなはいやしゃって だまっち 見よるがやったらあぁ じゃらじゃらすなや はじまるぜ(皿(べい)!)心に秘めた 真の魄(た

夢虫 – 陰陽座

かげろふ 野辺(のべ)に揺蕩(たゆた)えど瞬(まじろ)く刹那(せつな)の恋を手繰(たぐ)り後世(のらせ)に渡す白糸(しらいと)は宿世(すくせ)を希(のぞ)みて翅

涅槃忍法帖 – 陰陽座

性(さが)なき 囀(さえず)る 雑魚(ざこ)にさえ情けの 名謁(なだめし) 何を成す贖(あが)ふ 足を 洗い 改(あらた)む塞(せ)かふ 聲(こえ)に (脱 抜

輪入道 – 陰陽座

(轟 動 動 轟) 視(み)るも無慙(むざん)な 地獄絵の(轟 動 動 轟) 左手(ゆんで)の端(はし)は 末(すえ)の愛子(まなご)(轟 動 動 轟) 此所(

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