陰陽座

目々連 – 陰陽座

深い深い紫黒の淵の底 迷い紕う無限の十九路
未だ叶わぬ 威霊の一手 立ち竦む我を射る 無数の目

冥い冥い意識の掃溜めに 藻掻き足掻く 己の生骸
未だ見果てぬ 神への路 鈍色の絶望に嚥下さる

白と黒の魔宮 是と非に無い真理 昼と夜を反し 罪も功へと
遠い遠い錦の小宇宙 墜ちて堕ちる戯言に続く洞
未だ弊えぬ 深奥幽玄への憧憬
天元に佇む 我を視る居る 診る射る看る 無数の目

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紺碧の双刃 – 陰陽座

不破野の 空を 東より浪速へと 飛ぶ 鳥の影糜爛の 雲を 迅雷と貫く 戦端の矢か太閤 存命 三郎 起つ 合切 断滅 昇平ぞ来ん其は 皆 無常人の群 繰り返す 諍

組曲「鬼子母神」~鬼哭 – 陰陽座

吹き増さりし 風が 裸形を つと 包む開かぬ方の 眼には 逢えぬ 貌が 浮いて消える何故に 終わらぬ 唄よ此の 忌まふ 山に 謂う可き 事はない故恚みを 血の涙

組曲「鬼子母神」~紅涙 – 陰陽座

遅くなると 約した 男は 動もせば 抑 来やしない馬鹿な話さ 左様な 科白を 真に受けるから 泣きを見る待ち侘びて 諦めて 憂き世は あな憂 闇雲に 意志を 投

組曲「鬼子母神」~怨讐の果て – 陰陽座

山の碧が消える 空が鼠に染まる 水は何も 映しは しない紅を脱いだ柘榴 炎すらも白けて 戦慄く 吾が手は 黒く染まる帰る径を 探して もう 何も 還せはしない怨

組曲「鬼子母神」~径 – 陰陽座

皆に 祈り 託し 巫女は 定に 死せり 総て 村を 念うが為我ら 鬼の 番 御霊への 務めに 罷る 容受せよ汝らの 穢れを 総身に 背負いて 鬼謀の 蘇生を 告

組曲「鬼子母神」~鬼子母人 – 陰陽座

皆の 祈りが 御霊に 届き禍の芽は 萎びて 枯れる産土の 供物 思し召す 随に安らけし 和ぎに 伏して 礼べ崇めよ 此の 恩恵は 総ての ものぞ畏れよ 其の 穢

組曲「鬼子母神」~柘榴と呪縛 – 陰陽座

繋ぎ止めた 魂に 絡みついた 棘 深く燻べるは 怨念の 遣る瀬無い 犇もう 忘れて 平らに 只 暮れ泥む 届かぬ 声 絞りて暮れ惑う 夫なを 案ずる 樹海に挿す

組曲「鬼子母神」~月光 – 陰陽座

可惜短い 罪無き 生命病みに 奪われて他人の 稚児を 引き替うことで黄泉帰る なら生肝 抜いてやる お前逝くには 早すぎる けれど此の世に 余計な 未練の 無い

組曲「鬼子母神」~鬼拵ノ唄 – 陰陽座

ゆるがせも よくぼりも 鬼のしわざにすればええよそものの るにんなど 鬼に見えねば見せりゃええやまがみの おぼすまま 鬼が出たなら殺せばええいくとせと してきた

組曲「鬼子母神」~膾 – 陰陽座

人外なる 洞に響く 喘鳴 鈍き 戦慄憫笑 或いは 嗤笑 解せぬ 現況 下臈なる 下知松煙と 教唆に 噎せび 惘然と 窘み 固唾を呑む振り切れざるのは 動悸 皆目

組曲「鬼子母神」~産衣 – 陰陽座

外れに 攫みし 一縷の 望み沈くも 泛ぶは 涙すら 零す飯櫃な 刻よ 魂 呼ばいて贄す 産子 釁らる肝に香が 揺らめいて薫る 魄の 甦す 愛子よ最早 冥慮は 要

組曲「鬼子母神」~徨 – 陰陽座

何処かで 声が捻れる 誰かの 嘆きを告げる 風が 此処には 着かぬと恨みる 鎖は絶えぬ 聯なる 悲懐を訴う 風が 其処に 吹き交ふと矩は 何れなる 責めて 悔い

鳳翼天翔 – 陰陽座

朝に醒めた顰(ひそ)む征野(せいや)の白き乙女瑞(みず)の小佩(おひも)堅く結びて撓(たおり)に立つ浅葱褪めた澱む 遠夜(たいや)の藍に沈む失われし皹(かか)る

生きもの狂い – 陰陽座

様も無く 生き腐れ 両の眼は 曇らえど訳も無く 存えて 物の哀れを 訴わん恥も無く 憚りて 故郷の誉れは 尽きるとも懲りずまに 歩む我がに 一瞥たりと 望みはせ

吹けよ風、轟けよ雷 – 陰陽座

風波を裂き 徒で漕げ 標無き世に 於いて 立たば擽る丈の 太刀を捨て 阿修羅を纏いて 夜を 白で染め抜く(爽 烈 轟) 此の愁いを 鎖した随(爽 烈 轟) 其の

塗り壁 – 陰陽座

旅路を行くは一方(ひとかた)の畏(おそ)れを知らぬ剛(ごう)の者七分(しちぶ)過ぎたるその刹那(せつな)見る目適わぬ 巨大な壁が上を下へと取り乱し途方に暮れて立

紅き群闇 – 陰陽座

只 立ち尽くす 丈 彼は 産土(うぶすな)を 恤(めぐ)む人禍(まが) 遥か 遠く 連れ立ちたい 春の場(にわ)謀(はかり)を 捨てて 欺罔(きぼう)も 失せて

河童をどり – 陰陽座

なんちゃやない なんぼじもかんまない 唄いなはいやしゃって だまっち 見よるがやったらあぁ じゃらじゃらすなや はじまるぜ(皿(べい)!)心に秘めた 真の魄(た

夢虫 – 陰陽座

かげろふ 野辺(のべ)に揺蕩(たゆた)えど瞬(まじろ)く刹那(せつな)の恋を手繰(たぐ)り後世(のらせ)に渡す白糸(しらいと)は宿世(すくせ)を希(のぞ)みて翅

涅槃忍法帖 – 陰陽座

性(さが)なき 囀(さえず)る 雑魚(ざこ)にさえ情けの 名謁(なだめし) 何を成す贖(あが)ふ 足を 洗い 改(あらた)む塞(せ)かふ 聲(こえ)に (脱 抜

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