阪本奨悟

  • わがまま – 阪本奨悟

    この頃 君は幸せそうな笑顔 増えたね薬指へと注ぐ眼差し 僕のものじゃない 君が今 満たされてく祝福ができない僕がいる 誰より強く 誰より真っ直ぐ君へ向かう気持ちに気付いてほしい叶わないなら せめて言わせてそんな わがままを この気持ちずっと 幼い頃から言い出せずいた僕を残して切ない恋風 君を攫った何もかも打ち明けられた知らぬ間に 大人になってたの? 遠く離れる その手掴んで今すぐに君を奪い去れたら…

  • 激浪 – 阪本奨悟

    消せない憧れ 何があっても掴みたい僕と思い思いの願いを燃料に その船 動かしていた 目にしてきた景色 求める幸せ 違っていても幾重に重なり たった一つだけ 目的地 目指し ひとりで為せる力 小さくて嫌気 差していた僕のそばあの人も同じ目をしていた 今 沈んでいく 沈んでいく 大きな大きな希望が夢であれと何度 祈っただろう「まだ終われないんだ 止まれないんだ」突き出された現実に 心臓が そう強く 叫…

  • 恋してる – 阪本奨悟

    「ごめんね」時々さ 僕は僕で精一杯で君からの電話に そっけなく出たりして 「話を聞くよ」そのあたたかい声で気付かせてくれる 身勝手になっていた僕の心の深くまで今も君がそっと照らしているよ ただ君に 恋してる 恋してる ただ君に 恋してる 「ありがとう」今度は君の笑顔が見たいから明日(あす) 晴れたら前に君が言ってた海へ行こうよ 恋してる 恋してる ただ君に 恋してる 心の雲間に射し込む光 “幸せ”…

  • 砂漠のレース – 阪本奨悟

    オフィスに散撒かれた謎の噂最悪なレッテル 冷ややかな視線何気ないジョークが一部 切り取られ独り歩きする まるで暴走したモンスター 笑顔の仮面 被り 澄ましながら話しかけてきた 社内パパラッチ仮面の奥じゃ今も僕のことを鋭い顔で睨んでいるのかい? この場所じゃ 奪い合って 奪い合って 今日を生き残って騙し合って 騙し合って 涙が出ても鬩ぎ合って 鬩ぎ合って 狭きゴールへ躓いた者を踏んで 我先にと急ぐの…

  • 大革命 – 阪本奨悟

    もういったい何回目の負けだっけ?数え切れないけど 諦めの退路 覆い隠して「さあ!今度こそ!」って時に限って配られたカードは項垂れるくらい望み薄 与えられたもので戦(や)るしかないゲーム波乱の幕がまた上がった ダイヤの意志 ハートの夢 手札にぐっと握りしめ逆転のチャンス 見計らって 何度でも飛び出そう! 絶体絶命なこの状況をどうにかしたくていざ 一か八かの大勝負切り札のカード 放ったけど捨て身のチャ…

  • 宝物 – 阪本奨悟

    からっ風 飛ばされた一枚の木の葉願う先 届かずに ひらり舞い落ちる心ない運命に 現在(いま)を重ねたりして ただ時間だけが過ぎる日々ポッケの奥の夢 捨てたくなるけど ねえ いつから輝きを失くしたろうちっぽけなものになってしまったろういつでも誰かと比べられ 迷ってはあの宝物を忘れそうになっていく 馬鹿げてる夢話 笑うこともなく「できるはず」 ただ背中 押してくれた君違う道で今日を戦ってる雑踏に立ち止…

  • 無色 – 阪本奨悟

    秀でた人を羨んで 日々を過ごしたけど 虚しさだけ 胸の中 育っていったから そうさ 端から何も無かったそれこそ僕にある色だ失うものなんて 何もないんだだから 色の無いこのキャンバスに何百万色の心で描く僕の居場所を きっとさ プラスとマイナスは似た者同士なんだ 捉え方次第で その形は変わっていく どんな色をしてる花だって明日(あす)へと咲く その意志さえ枯れていないのなら 光って見える空を高く飛ぶ鳥…

  • 太陽ランナー – 阪本奨悟

    描いた夢 掴むのは簡単じゃないって分かってるけど最初から「無理だ」って妥協してる人の瞳(め) 光は見えない 見上げる空の恒星たちは いつも命を燃やして光ってる僕にだって 太陽ランナー 心を完全燃焼 不安も後悔も残らないほどにそうさ 信じてみないと何もはじまらないさ悲観という その重たい足枷を外すよ 順風満帆な人に対して 羨みは尽きないけど悔しさや嫉妬こそが 何より努力のはじまりさ 望んだ景色 あと…

  • 永炎 – 阪本奨悟

    夢を語り合う制服の少年二人眩しい笑顔が僕の瞳に映る あの頃の君と僕 共に駆け抜けた熱い日々疲れた今日の帰り道に ふと思い出してみるんだ まだ現在(いま)も光ってる 胸に光ってる あの時の炎が自分に迷う時に 立ち止まる時に 僕を強くさせる心の奥 とても深く 抱きしめてる ずっと それぞれ違う道へ歩んでもその火が灯る限り 僕らまだ青春の中 努力だけじゃどうもできない悔しいことは現在(いま)でもあるだけ…

  • 無限のトライ – 阪本奨悟

    踏みしめたグラウンドには 背を向けていた憧れ投げやりなあの日の僕の残像は消えないけど 後悔では進めないと君が気付かせたよ 駆け出せどんなに躓いたって ただ前を見つめて走っていく君の瞳の中 燃える炎が僕へ灯った涙を拭き 無限のトライ 一歩目を踏み出す時は いつも足が竦むけど 持てる力 出し切れたら 悔いは残らないかな 才能が無いとか 運が無いとかそんなの逃げているだけだって君の言葉が僕を変えたからも…

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