関周
帰りたい場所 – 関周
あれはどこだったんだろう
森の中にぽっかり空き地
心地よい風が葉音を奏でる
このところ私の中に現れる
いつもと同じあの場所は
遠い記憶でも確かにそこにいたんだよ
私は立っていたんだよ
風のにおいに誘われて
時空を超えて飛び立とう
父と母を追いかけて
帰りたい場所がそこにある
あれはどこだったんだろう
人気のない小さな入り江
心地よい風にさざ波きらめく
悲しくてとてもきれいで切なくて
セピア色した絵のような
遠い記憶でも確かに笑い声がする
私の名前呼んでいる
風の香りよ愛しくて
思い出すたび泣けてくる
父と母を追いかけて
帰りたい場所がそこにある
風の香りよ愛しくて
思い出すたび泣けてくる
父と母を追いかけて
帰りたい場所がそこにある
帰りたい場所はきっとある