長谷川白紙

山が見える – 長谷川白紙

見つめれば溶け出して 輝きを吸い込んで
光線にまたがって 次の壁を見やって
/繰り返して/繰り返す
いつまでも桃のままで
山が見える地点で 妃の中へ

頂上ももう眩み 勇進する縁
貝を笛に増やし
凪を背景に
飛び降りて 柵から抜け出して

見つめれば溶け出して 輝きを吸い込んで
光線にまたがって 次の壁を見やって

滑ってから遠のいて 輝きを締め出して
光線にまたがって 次の壁を見やって
/繰り返して/繰り返す
いつまでも悲しい熟れの魔

ふかくみつめて いきをはきゆこう

籍を落として 谺へ変えて
混ざる糸から編み出す妃へ
四季を騙して 通し見えるのだ
薄靄の先 夢の桃の矢が/

狗盗から
羽の子らを
取り上げて征つ山が

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蕊のパーティ – 長谷川白紙

まだまだ話そう 姿隠して声のふるえだけで分かるわ ふねを降りることまだまだ話そう 影 裏返してわたしたちの繭割れるところとかどうせもう嵶も見えない苦しすぎる鏡に

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体を囲う虹の糸が見えているのはあなただけ天国くらいに磨り減って光を通すあなただけ思ったときできた肌から臓が 着くずれ 文字を待つそこら中嫌われそうな暗いたまりを

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分身してバグりだす豹があたしに重なって 端 飛んでく視界が全部皮のうらの薄茶と黄色と黒と毛並み動物が山山積まれ筋肉が飽和してる狭まってく死地にあわせて溢出す食べ

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工/_レよι、ζ、∧″レよレヽまレヽめを£ヽまれをレヽゎ@せゎれょ、キひレよち£ヽれをぉぉ すぇをιゎゐをぇレよレニレナ″ιレよ″をねゅをレヽ⊃ιぉゅレよレヽτ

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来る まだ凝り固まらないいのちを吐く練る 祟り 紫 形 なくなるまで朝 光 酒(ぴ)こぼれる 暴露の影ばらばら 中の作り捉え直すまで来る まだ凝り固まらないいの

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