長瀬和子

風流江戸ばなし~奴さん入り~ – 長瀬和子

岸の柳は 風まかせ
ゆれる川面にゃ 屋形舟
旦那ほの字の 花魁(おいらん)よんで
三味線(しゃみ)に浮れて チンチチ シャン シャン
膝を枕に 夢座敷
待つ身わびしや エー 宵月夜

通う深川 逢引に
想いこがれて 待乳山
恋のいろはにゃ 竿などさせぬ
酔いにまかせて チンチチ シャン シャン
屏風隠れの 夢心地
見ても見ぬ振り エー 高端折(たかばしょり)

ハッ ハァーコリャコリャ
エー 奴さんどちら行く、ハァーコリャコリャ 旦那お迎えに、
扨も寒いのに共揃い、雪のセ降る夜も、風の夜も、
サテ お供はつらいね 何時も奴さんは高端折
アリャセ コリャサ それもそうかいな エー

中を取り持つ 役なれど
人の恋路にゃ 妬けもする
もてる旦那の 色恋ざたは
日ごと夜ごとの チンチチ シャン シャン
銭がもの言う 夢暦
お江戸花町 エー 横恋慕

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紅い蛇の目に 他人目(ひとめ)を忍ぶ西(さい)の河原の 湯のけむり添えぬあなたと わかっていても逢えば逢うほど 切なくてあゝ おんなおんな未練が 増すばかり一夜

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