長保有紀

酒春秋 – 長保有紀

酔っていいかしら ねぇあなた
きゅんとしみます いいお酒
久し振りです このぬくもりは
今夜は貴方を 迎え酒 迎え酒

夫婦みたいと 照れながら
ツンとわさびの きく刺身
ひとつつまめば 涙がにじむ
貴方想いの 名残り酒 名残り酒

惚れているから しみじみと
燗も人肌 温かい
春を今更 待つのじゃないが
せめて幸せ 夢見酒 夢見酒

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花言葉 – 長保有紀

淋しくなんか もうないわあなたに出逢った あの日から…好きよ好き好き あなたが好きよ夢じゃ

龍飛崎 – 長保有紀

私の心に棲(す)みついたあなたとさよなら する旅路青森駅から 外ヶ浜海岸づたいに たどる道

おしろい天使 – 長保有紀

両親の都合で 生まれおち家の都合で 身を売られおきまり通りの 色街ぐらし泣いてばかりじゃ

火縁 – 長保有紀

あなたとわたしの 縁(えにし)をひねり炭にくべれば 炎と燃えるそうよふたりは 火の縁燃えて

谷瀬の吊り橋 – 長保有紀

すがりついても この橋を渡りたかった 渡れなかった谷瀬の吊り橋 ゆらゆらゆれてあなたと私に

夢おぼろ – 長保有紀

枕のあかりに身をさらしくれない色に染める肌罪の匂いおびえても抱かれてしまえば おんなです逢

雪つばめ – 長保有紀

冬の木枯(こが)らし 恋枯(が)らし落ち葉みたいに 散った恋惚れた男の あの背中ふり返らず

うわさ雨 – 長保有紀

夜雨小雨の 降る街で私を泣かす うわさ雨してはいけない 恋だったムリに終わった 恋だったあ

隠れ雪 – 長保有紀

罪の重さか ぼたん雪二人の行く手を とおせんぼ噂やつれの つらい恋夜にまぎれて 忍び発(だ

止り木暮らし – 長保有紀

酒場の二階の 四畳半仔猫と一緒に 暮らしてる狡(ずる)い女に なれなくていつも幸せ 遠まわ

根無し草 – 長保有紀

風の通りが いい家(うち)で庭には柘榴(ざくろ)を 植えましょう見てもいいでしょ 夢ぐらい

嘘の花 – 長保有紀

あんなに愛した 人なのに今では他人の 遠い人咲いて散るのが 運命(さだめ)なら泣いて笑って

遠州恋しぐれ – 長保有紀

富士は赤富士 太田の川に船は浮きもの 流れもの女ごころに 火をつけて消しもしないで 行った

泉州恋しぐれ – 長保有紀

惚れた私にゃ 気のないあんた岸和田イチの 男振りだんじり祭じゃ 屋根の上踊ってさばく 大工

さすらい夜曲 – 長保有紀

流れ流れて この町で送るこの世の 春いくつ酒よおまえに 聞かそうかさすらい男の 旅唄を 硬

女ごころ – 長保有紀

ともる灯りの あたたかさ浮かぶ面影 裏通り男意気地(いきじ)を ぶらさげながら肩で別れを 

うきよ川 – 長保有紀

生きるつらさも 嬉しさも乗せて流れる 浮き世川過ぎたむかしを 振り向けばにじむ涙の ひとし

望郷松山 – 長保有紀

義理に勝てない 恋ゆえに泣いてお堀で 別れたが人の噂に 北京町で苦労してると 聞かされりゃ

女の人生待ったなし – 長保有紀

惚れてすがれば 男の人は可愛い奴だと 言いながら抱いてくれます 女の命夢に迷って 泣いてる

なみだ町 – 長保有紀

口紅ひくのも つらいほど噂にやせた ひとさし指よあなた今度は いつ逢える……縁がないとは 

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