鏡五郎

ひとり雨 – 鏡五郎

連れは一日 遅れて来ると
その場つくろう つくり言
湯宿にいつか ひとり雨
泣きに来たのを 気付かれまいと
女ごころの あー 見栄を張る

呑めもせぬのに 頼んでみたが
やはり余って 燗冷まし
ひと夜が長い ひとり宿
障子閉めても 雨音までが
またも貴方の あー 声になる

湯冷めしたのか 髪まで冷える
添い寝するよに 抱き枕
夜通し窓に ひとり雨
愛を覚えた 女の肌が
声を忍ばせ あー 夜泣きする

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天野屋利兵衛 – 鏡五郎

男同士の 約束ごとは髪に書かずに 腹に書くご恩ある身の 大石様の隠しことなら 頼みなら口が裂けても 漏らしゃせぬ天野屋利兵衛は 男でござるここで一言 漏らしたな

うちの女房 – 鏡五郎

女将さん うれしいよ燗の地酒に 風呂吹きかぶら久しぶりだよ 我が家の気分こんな夜は 想い出す一ツ違いの姉さん女房(にょうぼう)できたヤツだった あゝうちの女房今

水たまり – 鏡五郎

いっそ泣けたら どんなにいいか泣けぬ辛さの 水たまり風の路地裏 居酒屋は遠い故郷の 蝉しぐれ……男って奴は酒に涙を 捨てるのさ惚れていりゃこそ 惚れたと言えぬ言

大前田英五郎 – 鏡五郎

馬鹿な片意地 互いに張ってなんで大事な 命を捨てる野暮な喧嘩を 度胸で分けて顔で治める 男伊達生まれ上州 生まれ上州 大前田「意地だ 義理だと角突き合わせて親か

男ごころ – 鏡五郎

おまえの笑顔を 見ているだけでこんなに安らぐ 男のこころ逢えてよかった やさしい女(ひと)に俺の…俺の…宝だよついて来てくれ 惚れた女はおまえだけ誰でもひとりじ

夫婦劇場 – 鏡五郎

俺に甲斐性が あったならとおに倖せ やれたろに夫婦劇場 ないないづくし着のみ着のまま つれ添っていくつ越えたか 苦労坂愚痴のひとつも こぼさずに他人は他人だとつ

お前を離さない – 鏡五郎

明日(あす)にはぐれた 男の涙泣いて叱って くれた奴誰も他人の この街で惚れたおんなは お前がひとり離さない… 離さない…強く抱きしめ お前を離さない苦労なんか

大石内蔵助 – 鏡五郎

松の廊下の 刃傷(にんじょう)を国へ知らせる 早飛脚(はやびきゃく)殿に殉(じゅん)じて 切腹か城を渡して 浪(ろう)の身か揺れる家中(かちゅう)を 前にしてひ

浅野内匠頭 – 鏡五郎

叶うものなら もうひと太刀を斬って捨てたや 吉良殿を勅使饗応の 大役捨てて松の廊下を 血で染める積る恨みの 意趣返(いしゅがえ)し「重ねて申す 梶川殿 乱心では

竜になれ – 鏡五郎

空へ伸びずに 地面を這って風に耐えてる 松もある生きる凛凛(りり)しさ 心に沁(し)みるここが我慢と 唇噛んで松に男の 竜を見る星を掴(つか)みに 来たこの山で

玄海あばれ太鼓 – 鏡五郎

寄せる荒波 玄海灘にドドンと響くぜ 太鼓のようにやるぞ やるとも やらなけりゃこの世に生まれた 甲斐がない男 男いのちのソレキタ ドッコイ 暴れ打ち酒と喧嘩は 

これから小唄 – 鏡五郎

花の昭和に 産声(うぶごえ)あげて一生懸命 生きてきた若い者には 負けたりしない夢を咲かそう 何度でも心うきうき まだまだ元気これから小唄で シャシャントネシャ

雪桜 – 鏡五郎

情けの糸は むすべてもたぐれば切れる 縁(えにし)の糸よ好きで添えない おまえとふたりしんしん しんみり わかれ酒燃えて燃えて散れ散れ あゝ 雪桜灯りを消して 

なみだ川 – 鏡五郎

川面に揺れる かがり火は女心の 残り火かこれが最後の 恋一夜(ひとよ)たとえ死んでも 忘れない鵜飼(うかい)い木曾川 なみだ川枕の下の せせらぎを聞いて眠れぬ 

忠臣蔵・片岡源五右衛門 – 鏡五郎

春に背いて 散り急ぐ花は赤穂の 若桜殿の無念を 知りながら尽くす手立ても ないままに送るつらさに 送るつらさに男・源五の 口惜し泣き「片岡源五右衛門 お側にお仕

忠臣蔵・堀部安兵衛 – 鏡五郎

「ウィ…ああ 酔うた 酔うた。 これは叔父上からのお手紙か。何々 本十一日巳之(みの)下刻(げこく) 高田の馬場にて 村上庄左衛門と果し合い 何とぞご助勢(じょ

淡雪の橋 – 鏡五郎

紙縒(こより)で作った 指輪だけれど女にゃうれしい くすり指雪よ降れ降れ 帰れぬほどに……明日(あす)は二人じゃ 渡れない宿の前には 淡雪の橋付けてはいけない 

清水の次郎長 – 鏡五郎

富士を背にして 清水を起てばひとり残した お蝶に詫びる三保の松原 潮風吹けば草鞋(わらじ)に砂の 駿河湾時雨街道 旅すがた[台詞]「大政、仕度はいいか?お蝶、船

惚れて道づれ – 鏡五郎

おまえと歩いた 人生は晴れの日ばかりじゃ なかったな苦労つづきの 山坂だけどおまえのやさしさ その笑顔あれば明日(あした)に 歩いてゆける惚れて道づれ おまえと

津軽夫婦節 – 鏡五郎

苦労くの字も おまえといればぴんと伸びるさ 一(いち)の字にお岩木山まで 届けとばかり叩く三味の音(ね) 雪に舞う今日の舞台は 五所川原あいやあいやの 夫婦節外

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