金村ひろし

  • 人生流れ雲 – 金村ひろし

    夢という名の たからもの飾る心の どまん中風に吹かれて さすらう時も男は前だけ 向いて行け俺の人生 流れ雲明日(あす)が待ってる 夕陽の向こう熱い血潮が 燃えてくる 縁があったら また逢える頬の涙が つらいけど一つところに いられぬ俺を止めてくれるな 野辺(のべ)の花俺の人生 流れ雲きっと幸せ つかんでくれと空を見上げりゃ にじむ一番星(ほし) たとえ時代が 変わろうと変えちゃいけない ものがある…

  • 想い出の故郷~2020~ – 金村ひろし

    夢を追われた 女が一人疵(きず)をせおって 故郷へ夢を紡いだ 娘の頃の白無垢姿の 立山が今の私には 眩しく見える涙のコキリコ 故郷よ 浮き雲映す 桂湖岸辺寝ぐら求める 水鳥よ想い出巡る 五箇山路(ごかやまみち)は今でも変わらず 優しくて可憐に咲いている 山法師(やまぼうし)の花微笑みくれた 故郷よ 炭焼く煙 水車の音に鍬(くわ)打つ父さん 目に浮かぶ節くれ立った あの温い手でも一度包んで くれたな…

  • 哀愁おわら節 – 金村ひろし

    越中立山 吹雪の夜は俺の涙も 湿りがち今は他人と 分かっていても三味線(しゃみ)が未練を つれてくる あゝ…あの娘(こ) あの娘(こ)恋しい おわら節~来たる春風 エー氷が解ける(キタサノサ ドッコイサノサ)~ 思い出肴(さかな)に 縋(すが)った酒も胸の痛みを 増すばかり心ゆくまで さざめく町を踊り明かした 風の盆 あゝ…あの娘 あの娘徒花(あだばな) おわら節 幸せだったら それでもいいと辛さ…

  • 確かな想い – 金村ひろし

    溢れ出した この気持ちを 今 届けたい遙かな時を いつまでも 一緒にゆこう 見上げた青空 かつての思い出不意に込み上げる 忘れかけてた気持ち 向かい風で 震えていたカラダをいつだって あなた 包んでくれた 離れるほど 想いは 深く大きくなる瞳閉じれば あなたがそこに溢れ出した この気持ちを 今 届けたい遙かな時を いつまでも 一緒にゆこう 湿った雨空 濡れたビニール傘見慣れた坂道 二人でよく歩いた…

  • じょんがら恋来い~2020~ – 金村ひろし

    明治、大正、昭和を跨(また)ぎも一ツ平成 四代目じさまばあさま まだまだ 元気孫よ曾孫(ひまご)よ よーく聞け津軽じょんがら節 塩辛声(しわがれごえ)で流行風邪(はやりかぜ)など 吹っ飛ばすじょんがらじょんがら 千両節だ調子はずれは ご先祖ゆずり青春(はる)を二度呼ぶ 三度呼ぶじょんがら恋来い 歌いに来い 三味は太竿(ふとざお) 叩いたバチに岩木の富山(おやま)も 腰をふるリンゴかじって 地酒もう…

  • 花のしずく~2020~ – 金村ひろし

    人という字に 支えられ俺はこうして 生きているつらい試練の 真ん中で受けた情けを 忘れない雨だれぽったん ありがとう心に沁みる 涙のしずく 昇る朝日に 掌(て)を合わす当たり前こそ すばらしい今日も生きてる 生かされて俺はいのちを かみしめる天から貰った 人生を大事にしたい 感謝をこめて 青空(そら)を見上げて 凛と咲く花のしずくの 美しさ胸に希望を 薫らせて今朝は明るく 咲いている涙を笑顔に 変…

  • 噫 西郷どん – 金村ひろし

    薩摩絣(さつまがすり)にボロの兵児帯(へこおび)大きな下駄のギョロ目の男すべてを天のために為す死生眼中になく花の都に背を向けて畦道(あぜみち)ばかり歩いている噫(ああ) 西郷(せご)どん ニッポンの宝 命も要らず名もまた金も正義のために死ぬこと厭(いと)わず晋どん もうここらでよかごめんやったもんせー別府晋介一太刀(ひとたち)西郷(さいごう)斃(たお)る 敵も涙噫(ああ) 西郷(せご)どん ニッポ…

  • この道~2020~ – 金村ひろし

    この道は どこどこ続く涙にふるえる いばら道今日がどんなに 辛くとも明日を信じて 手を取り合おうつまづきながらも 諦めないで泣きたくなったら 泣くだけ泣いて見上げる夜空(そら)に 満点の星きっとくる いつの日かふり返る時が この道は どこどこ続くふる里夕焼け 染まる道負けちゃだめよと 声がして優し母の 笑顔が浮かぶ焦らず急がず 心のつばさ将来(あした)を描いて 歩いてゆこうほほ笑み返す 野の花達よ…

  • 本州最北港駅~2020~ – 金村ひろし

    夜汽車にゆられて 北国津軽迷い心でホームに立てば海鳥が舞い降りて 声かける今更悔やむな 後振り向くなあの娘忘れろ 男の旅路明日への舞台 本州最北港駅 東風(やませ)が冷たい 北国津軽街の景色も霧の中では霧笛さえしんしんと 呼びかける今だよ我慢の しどころなのと未練たちきる 男の旅路明日への舞台 本州最北港駅 汐風凍れる 北国津軽海がざわめき 地吹雪なぶる雪の華舞い上がり 叫んでるも一度出直せ 心に…

  • 立山連峰~2020~ – 金村ひろし

    高くそびえる 山ゆえに深く険しい 谷間がひそむはるかに望む 修行の峰に辿り着けない この俺だけど待っているよと 微笑み返すあゝ 立山連峰 いつも日陰に 咲いている花の心が 大きく見えるこの手でいつか 不幸の数をひとつぐらいは 返せるだろうか辛い時ほど 支えてくれたあゝ 立山連峰 岩に根を張る 木や草に負けるようでは 話にならぬ嵐の海も 吹雪の空も我慢・辛抱 試練に堪えりゃ夢は叶うと 教えてくれたあ…

Back to top button