僕が抱くおびただしい数の
疑問の答えは風の中だと云う
かえらぬこと 死にゆくこと すべて
つまりは同じと したり顔で云う
僕の大好きな
僕の大好きな
あの娘は胸の中
無駄に生きた時間(とき)を返せなどと
野暮たいことでも言いたくなると云う
僕の大好きな
僕の大好きな
あの娘は胸の中
すべては風の中
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近頃 君の夢ばっか見て 寝起きどうも切ないから近頃 俺 いっそ寝んのやめた目ん玉血走って 若干よろめきながら狭っ苦しいラーメン屋につづく だだっ広い大通り傘の先
買ったばかりのTシャツに穴があく奴がロケット花火を打ち込んできたからおかえしに 一束まるごと線香花火に火をつけてビー玉くらいの火の玉を 頭に落としてやる少年花火
僕のこの両手は 神に祈るためでなく人生を這いずり回るためにあるんだたとえそれがどんなに惨めな姿であろうとも目がチカチカするよ ずっと夜を睨みつけていたんだその答
君の瞳は何を見てるの? 輝く未来を見据えてるの?胸いっぱいの空気を吐いたらどんな魂が出してくるの?君の瞳は何を見てるの? 僕の姿は映っているの?きらびやかな都会
幸せと不幸せを紙コップに入れて 割り箸でかき混ぜて吐き気をこらえて一気に飲み干したねえ神様 喜びと悲しみをせめてかわりばんこにしてくれよ僕はうすうす気づいてるぜ
カッターナイフを左手首にグリグリと押しつけている僕を見てお前は「どうせ死んでるようなもんだろう 今さら死ぬ必要もないだろう」なんて屁理屈垂れやがったよなぁ思わず
いよいよ物語もクライマックスにさしかかった頃すっかり忘れてしまっていた作りかけの押し花だ本を閉じて溜め息ふたつ木漏れ日はまず くの字に曲がった猫を木漏れ日は次に
歌で稼いだ金すべて酒に変えて焦点の合わない目で君に別れを告げる君は悲しむどころか「パンツぐらい履きなさい」と意味も無く全裸の僕を笑っていたよ愛しい人よ もしも僕
今日の君のTシャツの色からして夕陽に涙を擦りつけているような不思議な気持ちになったよゆるゆると流れる景色の中で君はすべてを察したのか 無言のまま10年ぶりの2人
最近 自分で自分が訳わからんのですだからいっそ 訳わからんもんになってしまおうっていう そんな試みで思いきし頭をぶん回す 数十回さすがに揺らめきはするが そこに
コルクボードに貼りつけた恋人の写真がずりおちてこちらはかえって好都合あわせる顔などないのですキャラメルコーンの袋の中きっとこんな感じでしょう背中が小さく丸まって
とっても暇だったから 部屋の壁に頭を打ちつけていたら結婚を約束したような しなかったような君の顔が浮かんできて じんわり涙が出てきたよ君に僕の全てを見て欲しいん
君を引きちぎるのは もう何度目だろう?公園へ続く下り坂を ゆるやかに駆け下りながら空っぽの毎日をデタラメに当てつければ枝垂れ桜の花びら 鮮やかに吹き飛んでゆきま
叩きつけるだけ叩きつけて 後は机の上に放り投げたままのノードブック3冊分のかつての情熱共に 今日はやけに後ろめたさを覚えます滲んでゆく視界に右腕をかじってみたの
くたびれた特急列車が 夕暮れ 線路沿いの静寂を吹き飛ばすと光と闇のストライプが 僕をそっと包んでゆきますチカチカと瞬く光は かつて夢見ていたもののように眩しくて
例えば 雨の雫で波打ったこのエロ雑誌を僕らの友情の証にしようじゃないか僕らが欲しがるものはいつだって目に見えないものばっかりで時には心細くもなるじゃないか真っ青
クツ下片っぽ見つからないから出かける気がしないそれなのにヤツらの電話がしつこいよ「いつもの公園で待ってるぜ」木の枝で青空に書いた「何にもねぇけど楽しいな」投げた
6月上旬の晴天に響き渡る 堂々たるフライングをかました蝉の声「然るべき季節に鳴きなさいよ」と舌打ちしたくもなったがいや それはそれで妙に胸に染み渡るものがあった
隣の学生 ギター 本当に上手になったプロにでもなるつもりかな ギター 本当に上手になったここはひとつ僕は出かけようか もっとダイナミックに弾くがいいぞ都合よく外
あきらめるには 早過ぎるような気がして始めてみたんじゃないかあきらめるには 遅過ぎるような気がして終わる必要が無くなったんじゃないかプックリとふくらんだ 私のボ