野中彩央里

  • 海鳴りの宿 – 野中彩央里

    あなたの写真 引き裂けば指先ヒリヒリ 痛みます女心の 涙の海に 恋しさつらさ…ヒュルヒュルとヒュルヒュルと 吹き荒れる思い出ひとつ 捨てるたび逢いたくなります 海鳴りの宿 月日を重ね 愛してもいつしか二人に すきま風女心を 揺さぶるように 悔しさつらさ…ヒュルヒュルとヒュルヒュルと 吹き荒れる未練に染まる この胸が飛沫(しぶき)に濡れます 海鳴りの宿 人気の新着歌詞 遠い海峡 – 野中…

  • 野暮天さん – 野中彩央里

    うわさ雨降る あなたと私なのに濡れずに ひとり傘じれったいねぇ 野暮天さん粋な小唄か 都々逸(どどいつ)で惚(ほ)の字にさせたい 恋ごころアー スイッチョネ 化粧なおして 紅筆ひいて待てば啼きます 夜明け鳥そんなもんですネー 七日逢えなきゃ この身も痩せる夜の門前仲町(もんなか) 灯(ひ)もうるむじれったいねぇ 野暮天さん好いた弱みの 深情け無理など言いたい わがままもアー スイッチョネ 逢えば嬉…

  • 越前おんな舞い – 野中彩央里

    春の名残りか 二ひら三ひら襟に舞いこむ 雪の花夢の灯りを 覗いただけで涙 幕切れ 紅殼格子(べにがらごうし)いいえ 昔は昔 今は今 越前花舞い おんな舞い 「竹の人形 ゆうぜん着せて月の夜道を里帰り さて里帰り」 恋の着くずれ 乱れたままじゃ芸の細道 迷うだけ花のいのちも 加賀友禅(かがゆうぜん)も情け手ざわり あとひく未練いいえ 昔は昔 今は今越前夢舞い おんな舞い 竹の林が 波打つたびにうしろ…

  • 女将一代 – 野中彩央里

    おんな細腕 夢八文字に意地と真実を結んだ 結んだ襷女将一代 苦労の水で涙とかして 引く紅にこめた念願は ただひとつ 男勝りが 男に負けて愚痴をこぼせば 世間が 世間が笑う女将一代 表と裏の使い分けには 馴れてるが消すに消せない 屈折もある 女手染めの 命の花は咲くも散らすも 明日に 明日に賭ける女将一代 塩瀬の帯を締めて弱気を 虫封じ嵐踏み越え 生きて行く 人気の新着歌詞 遠い海峡 –…

  • 奥山椿 – 野中彩央里

    赤く咲いても 実らぬままに雨に散りゆく 奥山椿ふたりのさだめを 見るようで濡れた袂(たもと)に また涙…あなた忘れに 来た宿で手紙を書くのは みれんでしょうか つれはひと汽車 遅れて来ると嘘で答えて 呑(の)みほすお酒山鳩ホロホロ 啼(な)く窓も暮れていつしか 舞う小雪…酔って乱れて 甘えたら可愛い女に なれたでしょうか なんで今さら 湯上り化粧ひとり旅なら ひとり寝ならば身をひくだけでは 終らな…

  • おんなの浮世絵 – 野中彩央里

    洗い髪をといて 薄絹(うすぎぬ)の着物肩にはおり 口紅(べに)をひく乳房(むね)の奥に眠る 揚羽蝶(あげはちょう)羽根をそっと開き 舞い上る染井吉野(そめいよしの)の桜(はな)の春茜空(あかねぞら)から暮れゆく秋も…あなた色に染めて 染めて 染めぬいて初心(うぶ)よ一途よ いのちがけ おんなの浮世絵 蚊帳(かや)の中でふたり 枕辺(まくらべ)の迷い蛍(ぼたる)みつめ 身をよせた伽羅(キャラ)の香(…

  • さいはて酒場 – 野中彩央里

    “ダメね ダメね 私ってだめなのね…” 恥を捨てれば 恥知らず義理を捨てれば ろくでなし惚れたあの人 素敵に見えたこんなはずでは なかった恋よ親のなげきを 胸で聴く風と潮騒 さいはて酒場 家を失くした こすずめが心細げに 枝で啼く忘れきれない 思い出くれてどこへ去(い)ったか あの人消えた親の小言と 冷や酒がしみてくるよな さいはて酒場 愛だ恋だと えがく夢所詮まぼろし 夢ん中ひとつ狂えば 真も嘘…

  • 雪国恋人形 – 野中彩央里

    藍染めぼかしの 雪のれん加賀友禅の 衿に降る冬の金沢… おんながひとり夢にさまよう 恋人形汚(けが)れを知らぬ 花の我が身は愛しい人と あぁ咲くいのち 日めくり暦は 春なのにこおろぎ橋は ぼたん雪冬の金沢… おんながひとり夢もおぼろな 恋人形一途に燃える 片恋(こい)の灯りがなみだの宿で あぁ細くなる 紅がら格子に 九十九小路(つづらみち)雪降りやまず 足袋を凍(さ)す冬の金沢… おんながひとり夢…

  • おりおりの酒 – 野中彩央里

    髪をおろして 足袋を脱ぐ女ごころが まだ迷う愛に背(そむ)かれ 何度も泣いたこんなわたしで いいのでしょうかおりおりの酒に 夢を見てそっと拭き取る 濡れた紅 花を散らせた 春の風月をかくした 秋の雲何が怖いの この先ずっとぼくがいるよと 肩抱くあなたおりおりの酒に 夢を見て枕明かりを 消す夜更け 右手つないで 歩く道やがて芽吹きの 冬木立思いかよわせ 寄り添うひとの日向みたいな 男の匂いおりおりの…

  • 火振り酒 – 野中彩央里

    意地の火の粉は男の花だ風はなくても花は散る晴れた空でも雨は降るにぎり拳を卍に組んで暴れ四万十男の川に火の粉散らせて火振り酒 水をかぶった沈下橋も嵐過ぎればまた浮かぶ生きる区別を四万十川の水の鏡にうつして燃えるそれがいごっそ火振り酒 意地によろけりゃ後がない夢に迷えば明日がない男いのちの一枚岩で天下取る気で酔おうじゃないか月の四万十火振り酒 人気の新着歌詞 遠い海峡 – 野中彩央里 鴎お…

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