近藤圭子
ひまわり時計 – 近藤圭子
ひまわり時計に 朝日がさせば
バラのホテルの お窓があいた
あくびしながら 足長蜂が
しまのネクタイ 結んでいるよ
ひまわり時計が 十二時させば
バラのホテルの グリルがひらく
赤い小さな スリッパはいて
おしゃれちょうちょも出かけて行くよ
ひまわり時計も 見えなくなって
バラのホテルに あかりがついた
蒼いせびろの しゃくとり虫が
月にハープを ならしているよ
ひまわり時計に 朝日がさせば
バラのホテルの お窓があいた
あくびしながら 足長蜂が
しまのネクタイ 結んでいるよ
ひまわり時計が 十二時させば
バラのホテルの グリルがひらく
赤い小さな スリッパはいて
おしゃれちょうちょも出かけて行くよ
ひまわり時計も 見えなくなって
バラのホテルに あかりがついた
蒼いせびろの しゃくとり虫が
月にハープを ならしているよ
その日は 海があれていた大波小波に はこばれて見知らぬ浜辺に 打上げられた私しゃほおずき 海ほおずきよソレ ドンブラドンブラ ドンブラコ漁師にひろい 上げられて
ねんねのお里は よいお里こんもり小山が 西東みかん畑も 見えてますねんねのお里は よいお里枝から枝へと 飛び飛びにこま鳥なんかも 鳴いてますねんねのお里は よい