辻仁成
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天使のわけまえ – 辻仁成
木漏れ日の中に天使がいる、挫けそうな愛を勇気づけてる他人任せの恋物語、取り持ってばかりじゃ1人ぼっちさ寒空の下で燃える恋人たちを見下ろしてる孤独な天使よ、幸せになろう翼を広げて、飛びたとうグッドラック、グッドジョブ oh, angel’s share 恋人たちが溢れている、天使はこっそりため息を漏らしたショーウィンドーに映る影、誰か見つけて連れだしてほしい励ますことにつかれいつか恋を密…
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How to Love – 辻仁成
Ah 愛の力も尽きて 世界中がくだけちるAh 愛の魔法も消えて 地球がはじけとぶ愛の手引き 愛の模範 愛のバーゲンセール叩き売りの 愛が溢れ 僕はとほうにくれるときめくことなんて 忘れかけた時代さ見えはじめる エクボもあばたに Ah 愛の寿命も尽きて 泡のように消えていくAh 愛のマニュアル通り 愛しあった二人身だしなみと 口説き文句テレビドラマのように 愛し方と愛され方 特集記事をなぞったデート…
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i like you – 辻仁成
夢のカケラを集め スキマを埋めあうそばにいるだけでいい 君と行く夜道辿りつかないように (まわり道をし続けて迷子)いつか恋に変わる ような気もするけどまだ恋じゃないから i like youこのままでいたいだけさ i thank you好きな時に会う i like youどこまでも行こう 真夜中の hide and seek忍び込む jungle jimミゾに浮かぶ half moon好きだから寄…
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僕たちの結婚 – 辻仁成
街角にかりた アパートの二階 親には内緒の生活隣の歌声で一日が始まる一緒に暮らそう いますぐ暮らそういろいろ二人で決めよう真冬の公園で 二人は決めた求人雑誌で 見つけた仕事は学歴不問のエンジニア真面目に働いてる 自分がおかしい日が暮れて、僕は帰る、君の待つアパートへ 初雪が、降りだして、積もりそうな気配窓の明かりの向こうに 映った君の影を見上げる結婚しようよ この冬が過ぎて 新しい春が来るころこの…
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言葉はキュークツ – 辻仁成
もう話すことはない、と 言われた。帰りのバスの中、遠くを見つめて時々息がつまるように 空気が薄れてく、二人のスキマで まだ話すことなら あるはず、君の家の前で、待っているよ ずっとこれほど好きなのに、何故だろう、うまく伝えられない 本当の気持ち言葉はキュークツ 誓いもキュークツ全てがキュークツ そう、気持ちも魂も そして体も心も どんなに君のこと、愛していても 届かないこの思い囲いの中の僕 裏切ら…
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失楽園 – 辻仁成
夜明け前の街、あてのないロンリーツーリスト希望を抱えて旅立つ、温もり求めて彷徨う「愛する気持ちに偽りはないよ」と言ったあなたの言葉が蘇る、冷たい風が吹き抜ける 楽園なんてどこにもないさあるのはいつも派手なイルミネーション待合室で夜を明かしてる良く似た誰か、つい優しくしては、求めてる going to a paradise 夜更け前の街、あてのないロンリーツーリスト一夜の宿を探し求め、この街にたどり…
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GO – 辻仁成
反逆しつづける、大人は苦しい歳をとるたびに、生きづらくなる反抗できない、子供は苦しい頷くばかりで、リアルが遠ざかる「いつか」じゃ遅すぎる、いますぐ走りたい「きっと」じゃ呑気すぎる、まるで昔のロックンロールready go! 反抗しつづける、お前は苦しい世界はますます、個人が見えない不倫も貫けば、最後は純愛不良も貫けば、最後はヒーロー自分の気持ちには素直になって立ちふさがる壁には牙を剥きつづけrea…
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do you like me – 辻仁成
死にたくなるほどひたむきに愛したことがない心臓が破れるほど切実に想ったことがないdo you like me 自分がなくなるほど前向きにときめいたことがない愛してほしいけれど愛すのが怖いdo you like me 街角で売り飛ばされていく愛を、愛を、愛を、愛を、取り返せ 有り余った世界で飢えてるほしいものは届かない乗り換えたいと願いながら、抱き合う恋人たちdo you like me 街角で売り…
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リアルストーリー – 辻仁成
街角の木々が緑に色づくように心もいつか包まれたいと願ってるもっと物語がほしい、現実を揺さぶるような新しい自分と出会うためのストーリー 憂鬱な時代乗り切るために話そう眠れぬ夜を包み込むための物語きっと日常は飢えている、未来を照らす光よあなたが生きた全てを聞かせてほしい tell me your story, oh, story聞かせてよ今あなたの、物語、明日へ向かうこの日々に温もりをfor me 暗…
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レイン – 辻仁成
出て行くはずだった、思わぬ雨が引き止めた長引きそうな雨を、戸口に立って見上げてた降るだけ降って止んだあの日の雨を思い出した素直な雨が降る、止むのをじっと待ってみる泣き声が聞こえてくる、雨音に混じりながら上がらないでほしいいつまでも、迷う気持ち鎮めて…… 別れるはずなのに、思わぬ雨が引き止めた打ちつづける雨を、苦々しく見上げているあの日も雨だった、午後から急に降りだしたあなたを連れだして、二人で濡れ…