辰巳ゆうと

  • 長編歌謡浪曲「坂本龍馬」 – 辰巳ゆうと

    自分が選ぶ道を行く坂本龍馬が歩み出す時代の声を聞いたなら成すべき事が見えて来る大きな夢を描こうぞ 「乙女姉やん、わしは人間には上も下も無いと思うちゅう。あるがは、人間が大きいか、小さいかじゃ。わしはきっと、でかい男になるぜよ」 月の名所は桂浜土佐から出でて江戸の桶町千葉道場剣を鍛える日々なれど嵐の前の世の動き黒船来たるをきっかけに時代は進む幕末へおのれはいかに進もうか折しも出会った人物こそ幕府の軍…

  • 一本道だよ人生は – 辰巳ゆうと

    人情ちやほや ただ見せながら世間わたるは 大苦手(おおにがて)急ぐな 騒ぐなよ慌てず諦めず 信じた道だきっと出番が やってくる一本道だよ 人生は 何で欲しがる いいことばかり夢はあとから ついてくる日陰の 露地にでもやさしい陽だまりが かならずあるさそれを信じて 春を行く一本道だよ 人生は 浮いて沈んで また浮き上がるつらい我慢の 浮世坂焦らず 怠(おこた)らず苦しいその先に 夜明けが待つよ生きて…

  • 星くずセレナーデ – 辰巳ゆうと

    好きだとだけ 言ってかまわないかい幸せを信じて同じ星を ずっと見つめていたいときめきがほら胸に灯る ひとりきりで どんな夜空を いま見てるの君のことを また思いだす心にだけ ふれたままで眠るなんて あゝせつない ふっと気づいた そっと残り香 熱く沁みるよ 好きだとだけ 言ってかまわないかいさみしさを信じて星はなにも 言ってはくれないけどこの恋はまだ終わらせない もしも他に 思う誰かがいまいるならな…

  • 海が泣いてる – 辰巳ゆうと

    Harbor Light 滲んだ窓に店のネオンが 静かに消えるやっぱり別の 道を選んだおまえの背中 見えた気がした 捨てちゃいけない ものがあることを男はすぐに 忘れるものさ 海が泣いてる 声をあげ夢の帆先に 風が舞う海が泣いてる これが最後と グラスの痕も そのうち乾く思い出だって 霧のようだよ一緒に生きて みないかとだけひとこと言えば よかったんだね 荷物ばかりを 背負わせてしまった女はいつも…

  • 大阪夢あかり – 辰巳ゆうと

    毎度おおきに はずむ声ミナミ 道頓堀(とんぼり) 味なまち人の情けが 歌になるあの店 この店かわす言葉に 花が咲く笑顔が道しるべ 大阪夢あかり 夕陽きらめく 坂がある心やすらぐ 路地があるこらえきれずに 泣く夜もあの川 この川水の都を むすぶ橋やさしさ身にしみる 大阪夢あかり 悩み打ちあけ 北新地いちょう並木の 御堂筋明日(あす)を見つめて 灯(ひ)を点すあの町 この町やる気 負けん気 心意気未来…

  • 燕 – 辰巳ゆうと

    黒い鋼(はがね)で 青空を斬って眩しい 燕よ 燕風を信じて 風に乗り越えた海原 虹いくつ会いに行きたい 人がいる熱き翼を だきしめて 沁みる花冷え もどり雨軒にせつない 燕よ 燕岬 小島に 城下町香る山川 故郷(さと)あたり飛んで行きたい 街がある疾(はや)き翼で いますぐに 光る切っ先 ひるがえり影を走らす 燕よ 燕春のぬくもり 持ち寄ってともに笑う日 涙の日会いに行きたい 人がいる強き翼で ど…

  • 心のランプ – 辰巳ゆうと

    なにをそんなに うつむいているの重ねたてのひら 変わらないのにうまく言えない さみしさもあるねふれた吐息に 月がゆれてる 涙を照らす 心のランプ僕はどこかに 置き忘れてた 抱きしめたいよ ただこの腕でひとりじゃないよ ほんとさ瞳(め)を閉じて そのままで僕には 君しかいない 部屋の灯りを 半分落として静かに二人を 感じてみたい時の流れに ためいきも止まるいつか見た夢 一緒に見よう 言葉に迷う 心の…

  • 夢の坂道 – 辰巳ゆうと

    風に向かって 堪(こら)えても心折れそうな 日もあるさ長い道のり つまづく時もいいさ焦るな 挫けるな今日より明日は たくましく進もう 進もう たくましく夢の坂道 ひかる汗 肩の力を 抜いたときふわり心も 軽くなる雨の日ばかり 続きはしないいいさ嘆くな うつむくなたまにはゆっくり ひと休みのんびり のんびり ひと休み夢の坂道 はずむ風 生きるつらさを 知るたびに人はやさしく なってゆくつよく結ぼう …

  • ぬくもり – 辰巳ゆうと

    誰を見ているの 僕の肩越しに抱かれていながら 心 隠して なにがほんとかは いまは訊かないさ静かにふれて 欲しいときもある 泣かせてあげる 今夜はずっと一度しかない 熱いぬくもり傷つくだけなら 僕だけでいい 覚める夢だろう 深くなる前にあなたを許そう 胸をおさえて 違う人の名を そっと閉じ込める唇なのに なんて愛おしい 泣かせてあげる 今夜はもっと二度はふれない 熱いぬくもり嘘だと言うなら そのま…

  • ふたりは翼 – 辰巳ゆうと

    あなたの姿を 見つけ自らこの手を 差し伸べ 今から 踊ろう すべてを忘れるくらい今から 踊ろう 誰にも邪魔させない 時めく気持ちを 抑えあなたと交わす視線 奇跡だ 踊ろう ふたりは翼 このまま空でも 飛べるくらい踊ろう ふたりの夢は まだまだ続く 明日(あす)も この先も 私の心は 舞い上がりそうだ満ち溢れる思い 噛み締めながら 今から 歌おう ふたりだけの思い出を今から 歌おう 思わず釘付けに …

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