軍歌

麦と兵隊 – 軍歌

「徐州々々と 人馬は進む
徐州居よいか 住みよいか」
酒落れた文句に 振り返りゃ
お国訛りの おけさ節
ひげがほほえむ 麦畠

友を背にして 道なき 道を
行けば戦野は 夜の雨
「すまぬ すまぬ」を背中に聞けば
「馬鹿を云うな」とまた進む
兵の歩みの 頼もしさ

腕をたたいて 遥かな空を
仰ぐ眸に雲が 飛ぶ
遠く祖国を はなれ来て
しみじみしった 祖国愛
友よ来て見よ あの雲を

行けど進めど 麦また麦の
波の高さよ 夜の寒さ
声を殺して 黙々と
影を落して 粛々と
兵は徐州へ 前線へ

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加藤隼戦闘隊 – 軍歌

エンジンの音 轟々と隼は征く 雲の果て翼に輝く 日の丸と胸に描きし 赤鷲の印はわれらが 戦闘機寒風酷暑 ものかわと艱難辛苦 打ちたえて整備に当る 強兵がしっかり

軍隊小唄 – 軍歌

いやじゃありませんか 軍隊はカネのおわんに 竹のはし仏さまでも あるまいに一ぜん飯とは 情なや腰の軍刀に すがりつきつれて行きゃんせ どこまでもつれて行くのは

月月火水木金金 – 軍歌

朝だ夜明けだ潮の息吹きうんと吸い込むあかがね色の胸に若さの漲る誇り海の男の艦隊勤務月月火水木金金赤い太陽に流れる汗を拭いてにっこり大砲手入れ太平洋の波、波、波に

歩兵の本領 – 軍歌

万朶の桜か襟の色花は吉野にあらし吹く大和男子と生まれては散兵線(さんぺいせん)の花と散れ尺余の銃は武器ならず寸余のつるぎ何かせん知らずやここに二千年きたえ鍛えし

ラバウル小唄 – 軍歌

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戦友 – 軍歌

ここは御国を何百里離れて遠き満州の赤い夕日に照らされて戦友は野末の石の下思えば悲し昨日まで眞先駆けて突進し敵を散々こらしたる勇士はここに眠れるかああ戦の最中に隣

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