谷龍介

古城 – 谷龍介

松風騒ぐ 丘の上
古城よ独(ひと)り 何偲(しの)ぶ
栄華(えいが)の夢を 胸に追い
ああ 仰げば佗(わび)し 天守閣

崩れしままの 石垣に
哀れを誘う 病葉(わくらば)や
矢弾(やだま)のあとの ここかしこ
あゝ 往古(むかし)を語る 大手門

甍(いらか)は青く 苔(こけ)むして
古城よ独り 何偲(しの)ぶ
たたずみおれば 身にしみて
あぁ 空行(そらゆ)く雁(かり)の 声悲し

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しぐれ宿 – 谷龍介

これきり逢えない別れでしょうかいや、いや、いやです離れないだんだら坂を 登った先の しぐれの宿で泣き、泣き 燃えた せつなく燃えた涙すだれの胸枕(むねまくら)さ

つづれ川 – 谷龍介

水より薄い 人の世にいいのいいのよ 指をさされても一つ違えば 細くなるそんなか弱い おんなの道をいつも支えて くれる人こころ舞う川 つづれ川この目に見えぬ 縁(

親子酒 – 谷龍介

箸を並べて カキ鍋つつき熱燗呑み干す 親子酒買っても苦労は しておけと酔えばいつもの 親心親父に乾杯 感謝を倍返し痩せた背筋を キリリと伸ばし母さんお前も 飲め

しあわせ尋ねびと – 谷龍介

おまえの泣き癖は生まれついての ものじゃない…もう気にするな苦労したんだね おとこの嘘に涙は 涙は 拭いてやる俺達、しあわせ 尋ねびと一緒になろうよ この都会(

くちなしの白い花 – 谷龍介

つらさ淋しさ 分け合いながらお酒がのめたら いいねと笑うくちなしの白い花 くちなしの白い花荒れたその手を かくす奴幸せあげたい この俺が酔えばほんのり 目許を染

紅の宿 – 谷龍介

宿の灯りも 吹雪に燃えて渡る逢瀬の 夢一夜身体はじける 汗と息おんな命を くれないにあなた あなた抱いて下さい 紅の宿ひとの噂の つぶてを受けて罪な運命(さだめ

行かないで… – 谷龍介

誘い上手 遊び上手いろんな夢を 見せてくれたわ三ヶ月(みつき)足らず 同棲(くら)した後部屋を出るのね 別れ上手に行かないで… 行かないで… 行かないで…縋(す

流川ぶるーす – 谷龍介

捨てちゃいやだと 縋(すが)った指を冷たく解(ほど)いた 憎いひと赤いネオンの 盛り場を面影さがして さまようの泣いて流川 薬研掘(やげんぼり)おんな涙の ぶる

清滝川 – 谷龍介

空にまたたく 灯火(ともしび)が闇に尾を引く 夢ほたる京都 洛西(らくせい)清滝川は 別れ川明日(あす)の二人を 見るようで団扇(うちわ)持つ手が 重くなる夜が

厳冬よされ節 – 谷龍介

津軽おろしが 地響きたててがぶり噛(かみ)付く 厳冬吹雪バチ打つ指を ちらりと睨(にら)み唸(うな)ってみろと にやりと笑うアイヤ、アイヤの…一つ聞かそか よさ

あなた時雨 – 谷龍介

探さないでね 私のことは足手まといに なりたくないの心に決めて 手紙を書いて二人の部屋を 出て来た私何で今さら あなた…あなたあなた あゝあなた…あなた時雨(し

最後の夜だから – 谷龍介

人目に隠れ 忍び逢い哀しい恋です 愛してみても知っていました はじめからいつかは終わりが くることを…フロアの灯りが せつなくて涙を隠す ラストナイトそっと そ

ひとりじゃないよ – 谷龍介

思い通りに ならなくてあれこれ悩んだ あの頃よありがとう この僕をいろんな人が 支えてくれたひとりじゃないさ ひとりじゃないよ信じる夢を 焦(あせ)らずに他人(

良いことばかりじゃないけれど – 谷龍介

上手な生き方 出来なくて何度もため息 ついた夜良(い)いことばかりじゃ ないけれど頑張ろうな 頑張ろう悩みも愚痴も 分け合ってこれからも これからも みんなで 

シャンパン ナイト – 谷龍介

星の数ほど 男と女運命(うんめい)なのさ 二人の出会い見下ろす街の灯 寄り添えばグラスの泡が また揺れるじらして じらされ シャンパン ナイト愛して 愛され シ

ブルースカイ ブルー – 谷龍介

あのひとの指にからんでいたゴールドの指輪をひきぬきこのぼくとともに歩いてと無茶をいったあの日おそれなどまるで感じないではげしさが愛と信じた立ちどまることも許さず

安芸灘の風 – 谷龍介

青くやわらかな この海は島々つつむゆり籠眠る歴史が 陽炎の中ゆらゆら蝶とゆれてる関前の空 流れる雲 観音崎からあなたを見送るあれからずっと とまちせとで その日

おはん – 谷龍介

だましてください さいごまで信じるわたしを ぶたないでおんな おんな わたしはおんな髪のひとすじ くちびるさえもあなたの女で いたいのよどんなにつめたく された

馬籠宿 (木曽節入り) – 谷龍介

木曽のナーなかのりさん木曽の御嶽さんは ナンジャラホイ夏でも寒い ヨイヨイヨイヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ思い切る気で 来たものをまたも未練が 先回りあなたの手枕

みだれ髪 – 谷龍介

髪のみだれに 手をやれば赤い蹴出(けだ)しが 風に舞う憎や 恋しや 塩屋の岬投げて届かぬ 想いの糸が胸にからんで 涙をしぼるすてたお方の しあわせを祈る女の 性

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