谷本知美

汐風(かぜ)の駅 – 谷本知美

乗り継ぎ駅に 降り立てば
かすかに聞こえる 波の音
海峡越えても 逃(のが)れられない
面影なぜに ついて来る
ひとりで生きると 決めたのに
あなたに逢いたい あぁ 汐凪(かぜ)の駅

どんなに強く 結んでも
いつしか解(ほど)ける 赤い糸
唇ふるわせ 背中で泣いて
別れの言葉 聞いた夜
呼ばれた気がして 振り向けば
涙がこぼれる あぁ 汐凪(かぜ)の駅

線路づたいに 戻ったら
むかしのあなたに 逢えますか
汽車待つホームに 咲く浜茄子(はまなす)が
見送るだけの 淋(さみ)しさよ
鞄(かばん)を持つ手の 重たさに
心が震える あぁ 汐凪(かぜ)の駅

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花なら咲いて – 谷本知美

おまえに女の 幸福やるよとあんなにやさしく 私を抱いたのにばかなのよ ばかなのよ信じたわたしが ばかなのよ花なら咲いて あなたの胸にもっと尽くせば よかったわ女

維新の華 – 谷本知美

誰が切れよか 恋の糸たぐり寄せれば あかね空淡い初恋 あの方はいつかは時代を 変える人ついて行けない 行かれない肌に冷たい 肌に冷たい 土佐の風空の雲さえ すれ

しぐれ橋 – 谷本知美

後を追うなと 言うように降り出す雨が 通せんぼいいのあなたに これ以上すがればなおさら つらいだけなぜに渡れぬ 恋の川未練涙の しぐれ橋せめて別れの 紅化粧綺麗

白山千鳥 – 谷本知美

いいえあなたは 生きている悲しい顔など していない風の便りを 認(したた)めながら高い山へと 帰ったの咲けよ匂えよ 咲けよ匂えよ 白山千鳥それは美しい花でした。

大輪の花 – 谷本知美

今がどんなに つらくとも心に蕾の 夢を抱く空にひとすじ 飛行機雲は明日(あす)に続いた 道しるべ頬の涙を 拳で拭いきっと咲かそう 大輪の花生きるだけなら たやす

女の王将 – 谷本知美

やってみなはれ 男の勝負うちがあんたに ついているなんぼのもんや 東京があんたの将棋は きっと勝つ笑顔千両の女房小春の 心意気肩におもたい 暮らしの苦労陰でささ

月影のブギ – 谷本知美

窓辺にほら 月影こぼれる夜は心がときめいて しあわせ気分シナリオなどいらない 夢見るままに愛することって 素敵なことね本気はダメよ 嘘ではイヤよ恋は不思議ね わ

港みれん – 谷本知美

恋は引き潮 涙は満ち潮哀しく見送る 桟橋よ別れ出船に 振る雨はおんな吐息の 泣かせ雨忘れたいのに…忘れられない…港みれんの 波しぶき白い鴎が あなたをさがして日

演歌でワッショイ! – 谷本知美

ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ演歌でワッショイ!北の町 港町カモメ啼き 船が来りゃひと仕事終えた 男が口ずさむ演歌でワッショイ 演歌でワッショイ

角番 – 谷本知美

一度つまずきゃ 人生勝負打つ手 打つ手が また裏目男の角番 待ったなしぐっとこらえろ 崖っぷち負けりゃ世間が アー うれしがる義理だ恩だと 並べたやつが俺に真っ

北海育ち – 谷本知美

男まさりは 北海育ちなんでヤン衆に ひけとろか乗せて行きなよ にしん船 ヨイショ惚れた同士が 千島の海で網をひくのも ヨイショ おつなもの陸(おか)でくよくよし

風の浜 – 谷本知美

風がヒュルヒュル 誰をさがすか一羽の鴎が 鳴いて飛ぶ凍える心に 波が砕け散るばかり…名前呼んで みたって声さえ千切れて 風に舞うあぁ 浮かぶ面影 あぁ 砂を掬え

下町男唄 – 谷本知美

負けてたまるか ガツンと行くぜ我慢 我慢の 蝸牛(かたつむり)長さ二寸の 小さな螺子(ねじ)できっと天下を 取ってやる工場(こうば)の屋根には 赤い月この腕ひと

夢待ち通り – 谷本知美

賑やかだったアーケード歩く人影もまばら昔馴染みの魚屋の大将背中丸めて 雨の中…かける言葉も 見つからないけどせめてこの傘差し出しましょう頑張って ねぇ 頑張って

人生行路 – 谷本知美

駕籠(かご)に乗る奴 それ担(かつ)ぐ奴そいつの草鞋(わらじ)を つくる奴変わるもんかよ いつの世も負けてたまるか 人生行路汗でささえて 夢をとる新品(さら)の

歩の女房 – 谷本知美

前に出るしか 能がないそんなあんたは 将棋の歩えやないか えやないか世渡り下手でも えやないか技なしだって えやないかとことん男を 張りなはれあんたにゃうちが

ビビッてたまるか – 谷本知美

渡る世間の 大波小波受けて乗り出す 男船ビビッてたまるか たとえ嵐でも胸の弱気を 蹴飛ばして望みひとすじ まっしぐらホレたハレたと 浮かれていたらすぐに船から

約束の駅 – 谷本知美

小さな駅には 人影もなく日暮れ淋しい 灯りがともる必ず戻る 約束したからきっと待ちます いついつまでも私を忘れて いないでしょうかあなたを見送(おく)った 約束

緑の風よ あなたに届け Part II – 谷本知美

ふるさとをあとにする 汽車の窓から見渡す緑が 涙ににじむ遠くにあなたの 姿を見つけちぎれるほどに 手を振り返すさよならあなた 愛しい人よ緑の風よ あなたに届け果

想い出つゆ草 – 谷本知美

愛の命の儚(はかな)さもろさいつしか心は すれちがい別れましょうか やり直そうかひとり旅路の 迷い道想い出つゆ草 咲いているなぜか恋しい 母の胸「一度結んだ 絆

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