諫山実生

  • さよならのかわりに – 諫山実生

    さよならのかわりに 風が鳴いている遠ざかる青空 君を連れ去ってゆく 光り射す場所へ 旅に出る君は突然 切り出したそんなに眩しい顔を見たら「寂しい」なんて言えないよ… “どんな時も話し合う事” 二人の約束なのに「待ってて欲しい」 自分勝手過ぎるよ置いて行かないで!! さよならのかわりに 何を言えばいい?遠ざかる青空 君を連れ去ってゆく さよならのかわりに 風が鳴いているゆらゆら流れ雲 ふたり追い越し…

  • Sing – 諫山実生

    Sing, sing a songSing out loudSing out strongSing of good things, not badsing of happy, not sad ※Sing, sing a songMake it simple to lastYour Whole life longDon’t worry that it’s notGood en…

  • Smile – 諫山実生

    隣りに並ぶ彼と 背丈合わせるために履き慣れないハイヒール そんなの君らしくないよ Tシャツにジーンズの いつものスタイルにぐっとくる 笑って 笑って 飾らないで踊って 走って 風を切って自信のない時にこそ笑って 笑って ほら!カワイイ☆ 向かい風に吹かれて 雨の止まない朝でもふりだしには戻れない ゴールも見えない日常 「新しい傘をさす」 そんな喜びを見つけよう 笑って 笑って 胸を張って悩んで 迷…

  • Dear… – 諫山実生

    お元気ですか?まだまだ寒い日が続くけれどこの町にもやっと 春一番が吹きました じゃあね。またね。といつもの事と何気なく手を振ったあの日の別れから どのくらい時間が過ぎただろう 庭に遊びにくる猫が 昨日子猫を産んだんだよここに貴方が居たのなら どんな顔で喜ぶだろう 会いたくて会いたくて 眠れない夜は繰り返し読み返す 貴方からの手紙一文字一文字から 優しい声が聴こえる この心の中に響く 花は散りゆき季…

  • 虹色ラブレター – 諫山実生

    この赤い赤いポストは 君んちへとつながってるもっと言えば 君のこころの中につながってる 毎日 毎日 書いてるラブレターほとんどが引き出しの中 眠ってるんだけど最高傑作は君に届けているんだよふしぎだね いくら書いても書きたらないくらいだ この赤い赤いポストは 君んちへとつながってるもっと言えば 君のこころの中につながってるねえ そう思うとなんだか このポストさえ愛しい君の名前呼んだら返事が聞こえたり…

  • 糸 – 諫山実生

    なぜ めぐり逢うのかを私たちは なにも知らないいつ めぐり逢うのかを私たちは いつも知らない どこにいたの 生きてきたの遠い空の下 ふたつの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私織りなす布は いつか誰かを暖めうるかもしれない なぜ 生きてゆくのかを迷った日の跡の ささくれ夢追いかけ走ってころんだ日の跡の ささくれ こんな糸が なんになるの心許なくて ふるえてた風の中 縦の糸はあなた 横の糸は私織りなす布…

  • プレイス・オブ・ピリオド – 諫山実生

    「静寂」と「追憶」の支配が、不意打ちな涙になる。「特別」と呼べるこの空から、いつの間にか熱が消え去った。 過去へ繋ぐ境界線、目を塞ぐ日々に耐えられなくて「終わりにしよう」繰り返す思い。その瞬間熱くなる。嬉しさの、涙の向こうで仲間達が笑うから ささやかで、ちっぽけな、心に咲いた花は。誰かの気持ちで色を纏う。かけがえのない、いくつもの場面。嬉しさも、悲しみも、生きる証になる。過ちも傷跡もそのまま受け止…

  • 半分だけの愛 – 諫山実生

    あなたは弱虫。いつもこうして向き合ってるのに壁に掛けた絵画のよう 何も言わない その瞳の中映る私は誰かの身代わり「まだ過去を見つめているの?」 返事は聞けなくて 半分だけの愛 もう半分はどこを彷徨う褪せたその絵から抜け出して こっち向いて微笑んで 届かぬものほど綺麗に見えて手に入れたくなる星を掴むようなこと 解かってはいるけれど 半分だけの愛 もう半分はどこを彷徨う揺れる気持ちに戸惑っても さよな…

  • 心春めいて… – 諫山実生

    風は春めいて 陽射し煌めいて はじまりの予感心ときめいて 君を想ってる Tururu… ひとり歩く街で 見つけた春の気配そっと揺れながら膨らむ花の蕾たち 胸に芽生え始めた君への想いに似ている恋する気持ちへと導く光みたい 笑顔まぶしくて だから愛しくて ふいにせつなくて 胸が苦しくて花が咲くよりも 早く届けたい 私の気持ち ねぇ、気付いて あの日触れた手と手 確かに今も熱いこんな儚さは やっぱり君と…

  • 誰も知らない – 諫山実生

    砂色に溶ける街翼を忘れた鳩の群れ声のない人の波二人だけが影になる 枝の先すがる葉をふいに散らかした向かい風時はただ過ぎてゆく未来まで 奪いながら きっとおんなじ幸せは二度は来ないなにをすれば 記憶たちは 報われるのでしょう どれほどあなたを好きでいたか誰も知らない心はいまでも 花をつけるこんなに 手のなかの指の感触(あと)握りしめていたはずなのに求めれば消えるものさみしさが息をしてる 読みもしない…

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