角銅真実

December 13 – 角銅真実

この声があなたに届く時
そこには私はいない
時間の抜け殻があるだけ
距離のない世界に生まれていたなら
あなたとはきっと会うことはなかっただろう

今この身体に燃えるこの鼓動を
全部取り出して朝の光に染められたなら
風に乗り旗めく その声を聴くとき
私はここに
あなたと息をしているだろう

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わたしの金曜日 – 角銅真実

見知らぬ家の軒下で煙草に火をつけると終電車が行ったよ今、わたしはひどく酔っぱらっているあの人と一緒じゃないからさ名前も知らない男の人とならんで歩く街の角を曲がっ

6月の窓 – 角銅真実

撫でるように通り過ぎてゆく影 数える窓の外を遠い景色が 流れてゆく明かりをつけたまま 朝を待つ夜に網戸越しに鳴いている 誰かの声あの人の見ていた 景色を探すほん

寄り道 – 角銅真実

この世にちょっとだけ寄り道してるだけどんな所へ行こうかな一番目の匂いは 朝の潮風やわらかい曇り空あなたにちょっとだけ会いに降りてみたの季節の変わり目も 疾(と)

Slice of Time – 角銅真実

When my voice reaches youI won't be thereJust an empty shell of timeIf we were b

October 25 – 角銅真実

夜の方が明るいねひかるまちを泳ぎ進むいつかあなたと暮らす日々どんな風にここへ来たか覚えていない覚えていないいつもあたまの端で光っていてね頭のはじの方で見ていてね

Lullaby – 角銅真実

赤いカーテン 紙コップのコーヒー鳩のあくび お喋りな猫ぬるい風と ドーナツの雨が降るビニールの中 オパールのかけら朝の目起きた アスファルトが眩しい揺れるスカー

いかれたBaby – 角銅真実

悲しい時に浮かぶのは いつでも君の顔だったよ悲しい時に笑うのは いつでも君のことだったよ人はいつでも見えない力が 必要だったりしてるから悲しい夜も見かけたら 君

Lantana – 角銅真実

赤い花を掌に乗せて笑っていたけれどもう見えなくなってしまった最後に降った雨の日のことももう思い出せはしない昔 聞いたおとぎ話みたいに物語は進む七色のその縁に指を

Lark – 角銅真実

朝は来るよ真っ暗な海を越えてLARK雲雀の鳴く声が新しいひかりを呼ぶLARK吐き出した煙の先に風がふくLARK雲雀は飛んでゆくあの海の向こうへLARK吐き出した

夜だか – 角銅真実

ここに 火が灯る花が咲いたよ誰にも けせない花そよいで わらい声ここに 火が灯る花が咲いたよ青々と のびをしてここに 風が吹いたなら歌でかえそうかな街をぬけて 

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