見田村千晴

愛だろうが 恋だろうが – 見田村千晴

愛だろうが 恋だろうが
敵わない力をください
見た目より 私きっと
今 ぐらぐらと馬鹿みたい
身の程ならサバ読んで あと少し自惚れて
ねぇ できるよ
って誰か言ってくれないかな

要らないものばかり増えてく
増えてくから 要らなくなるのか
足りないくらいがちょうどいい
悟ったように 言わないでよね

面白くもないのにいくつも並んだwwwwを面白がったり
揚げ足の取り合いで宙に浮かんだ人を指さしてみたり
楽しい遊びを次々考えては皆すぐに飽きる
人生は思うよりも長い

愛だろうが 恋だろうが
敵わない力をください
見た目より 私きっと
今 ぐらぐらと馬鹿みたい
身の程ならサバ読んで あと少し自惚れて
ねぇ できるよ
って誰か言ってくれないかな

嫌いな人ばかり成功する
成功するから 嫌いになるのか
キワドいことなら避けてさ
眠ったように 一日が終わる

着飾った夜遅く 散らかった部屋に辿り着き蛍光灯を点けるような
泣きたくなるほどの可笑しみ あの人と分かち合いたい
穴だらけの正論には食傷気味でも 相も変わらずお腹が空いた
人生は思うよりも甘い

夢だろうが 嘘だろうが
鮮やかに描き出したい
髪を切って 着替えたって
この私は弱いまま
大丈夫と受け容れて いきなり雨も止んで
あぁ 美しい
って世界が変わらないかな

あーあ 転がりながら あーあ 続くのさ
あーあ つまずきながら

君だろうが 誰だろうが
届かないなんて思わない
真面目だって ダサくたって
まだ ひとつも出来ちゃいない

愛だろうが 恋だろうが
敵わない力をください
夢だろうが 嘘だろうが
ほら 思い込んだらいい
身の程ならサバ読んで あと少し自惚れて
ねぇ できるよ
って誰か言ってくれないかな
って誰も言ってくれないよな
そう 自分でしか言えないよな

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