蠣崎未来

赤い汽笛 – 蠣崎未来

夕方の汽笛の音が
夜の足音を告げている
カモメがぐるぐると
螺旋状に遊ぶ

夕方の焦げそうな赤が
静かな海を光らせてる
汽笛が鳴りおわる
やがて、夜をむかえる

なにも変わらない この街の風景
2号線の車はどこにゆくのか?
人も変わらない この街のせいだよ
僕も変わらずギターを弾いてる

君を迎えに元町まで
歩けば人にぶつかって
“またいつか”なんて
社交辞令も言える

君とはいつも食事の話
何にしようといつもの話
この坂を登れば
やがて家がみえる

なにも変わらないこの街の風景
2号線の夜、今日も静かすぎる
人も変わらないこの街のせいだよ
僕も変わらず何かさがしてる

気がつけゃテレビじゃ、くだらない大人が
どうでもいいこと言いあってる
何も気付かない人達のせいだよ
何も気付かない僕達のせいだよ

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君をさがしに – 蠣崎未来

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ペーパームーン – 蠣崎未来

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