藤圭子

  • 妻籠の宿 – 藤圭子

    君の生活には 青春はないでしょうならば妻籠(つまご)の宿(しゅく)へおいでもしもオケラならば 線路づたいに歩いてときどき木曽川などを目当てにせみの子守唄に 浮き世を忘れ 子どもみたいにあー昼寝の一日 夢の中では おふくろの膝に 甘えて君の生活には 青春はないでしょう ならば妻籠の宿へおいで 君はイチゴの花 見た事はないでしょう ならば妻籠の宿へおいでそして忘れがちな心の安らぎ作って そよ吹く小風(…

  • 命火 – 藤圭子

    いのちびよ誰を頼って 生きりゃいい夜の東京は 寒すぎる恋をして傷ついて 想うは母のこと夕焼けのふるさとがまぶたを又よぎるいのちびよ明日という日は 来るかしら いのちびよ人は家路を なぜ急ぐみんなおんなじ 顔をして雨の日は酒を飲み 陽気に騒ぎたい知っていてふさぎこむギターは嫌いだよいのちびよ故郷(くに)の歌でも 歌おうか いのちびよ肌にタバコを押しあてて愛の未練を ちぎりたい人の世のしあわせを なん…

  • 別れの旅 – 藤圭子

    夜空は暗く 心も暗くさびしい手と手 重ねて汽車に乗る北は晴れかしら それとも雨か……愛の終わりの 旅に出る二人 指さすあなた 見つめる私流れる町は きえてゆく思い出何か話してよ 話してほしい……愛のくらしが やがて終わるのに つめたい風に 小雨がまじる夜明けの駅の ホームに立つ二人今も愛してる 愛ある別れ……そんな旅路も すぐに終わるのね 終着駅の 改札ぬけてそれから後は 他人になると云う二年あり…

  • 千年のかがり火 – 藤圭子

    千年の歴史を灯しつづけるかがり火 この川は清く炎に染めた愛をうつしてそして流れる五月の若鮎にもつれ泳ぐ鵜の鳥一夜の薪能の 舞に似たこの恋模様なぜかなやまし つかの間の宴に燃えて燃え尽きるかがり火 この川は清くいにしえの夢を今宵もうつしてそして 流れる炎の 舞姿瀬音 舟音 夢模様 悲しい 命 知った時揺れるかがり火なぜかさみしい 五月の若鮎にもつれ泳ぐ鵜の鳥一夜の薪能の 舞に似たこの恋模様なぜかなや…

  • 天国 – 藤圭子

    この胸の悲しみを もしも取り出せるならあの人のこと いつまでも 慕い続けはしないこの世から 逃げだして 天国へ行けたなら恨んだことも 雲の上 きっと許せるでしょう それでも 逢いたくて想い出が 涙を 連れてくる生きてきた中で たったひとつのお守りだったのに… 愛されたことだけで 心支えるけれど寂しい晩は この身体 人肌恋しくなるひとり寝の ため息も 夢のまた夢ならば今度生まれて きたときは 白い貝…

  • 新宿の女 – 藤圭子

    私が男に なれたなら私は女を 捨てないわネオンぐらしの 蝶々にはやさしい言葉が しみたのよバカだな バカだな だまされちゃって夜が冷たい 新宿の女 何度もあなたに 泣かされたそれでもすがった すがってたまことつくせば いつの日かわかってくれると 信じてたバカだな バカだな だまされちゃって夜が冷たい 新宿の女 あなたの夢見て 目が濡れた夜更けのさみしい カウンターポイとビールの 栓のよに私を見捨て…

  • 恋仁義 – 藤圭子

    あなたと死んでも 命は命一人生きても 恋は恋惚れていながら 身を引く心それが女の それが女の恋仁義 何から何まで おしえてくれたなんであなたを 憎めましょう好きも嫌いも 今ではないさあれは私の あれは私の負けだもの ふられて泣くのは 女じゃないよ泣けばさめます この恋が一度燃えたら 二度とは燃えぬ誠一途の 誠一途の恋仁義 人気の新着歌詞 男と女 – 藤圭子 人の心の裏側に深くて青い海が…

  • さいはての女 – 藤圭子

    惚れてふられた 女でもなんで泣きなど 見せらりょか心に誓った 恋だものあなたの命に命になって死にたいこの私 みんな忘れた つもりでも忘れられない 夢もある笑っておくれよ さみしくて今夜はお酒に お酒にすがりつきたいただ一途 流れ流れて さいはては窓も凍(しば)れる この酒場面影一つに 薄れても私の命は 命は燃えてつきないいつまでも 人気の新着歌詞 男と女 – 藤圭子 人の心の裏側に深く…

  • 命預けます – 藤圭子

    命預けます流れ流れて 東京は夜の新宿 花園でやっと開いた 花一つこんな女でよかったら命預けます 命預けます嘘もつきます 生きるため酒も飲みます 生きるためすねるつもりは ないけれどこんな女でよかったら命預けます 命預けます雨の降る夜は 雨になき風の吹く日は 風に泣きいつか涙も 枯れはてたこんな女で良かったら命預けます 人気の新着歌詞 男と女 – 藤圭子 人の心の裏側に深くて青い海がある…

  • はしご酒 – 藤圭子

    人の情けが ひとしずくしみて苦労を 忘れ酒昔恋しい下町の 夢が花咲く錦糸町よってらっしゃい よってらっしゃいお兄さん 顔や姿にゃ ほれないが男らしさにゃ しびれちゃうそんな女(こ)がいる亀戸に 恋を平井にまわり道よってらっしゃい よってらっしゃいお兄さん 飲めば飲むほど うれしくてしらずしらずに はしご酒恋は小岩とへたなしゃれ 酒の肴にほすグラスよってらっしゃい よってらっしゃいお兄さん 遊びじょ…

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