藍色アポロ

  • 一時休戦!!! – 藍色アポロ

    「やあ調子はどうだい?久々に見た 相も変わらず 笑顔が素敵だ」せっせと二人は会合何話すんだ? なにをするんだ? 息を殺す あー調子はまあまあそうな 彼女はかたくなに俯いて片道だけの、そんな 会話続いて出てきたのは 起死回生の ため息だけ あー 昼下がり会話なんかもう途絶えてしまったきっとこれは 開幕寸前 曖昧な言葉で紛らわせず有言を不実行が当たり前になれない不確かで不可視気になる二人は塞いで 塞い…

  • 今日が世界の最終日 – 藍色アポロ

    「いつの間にか大人になった」ってあいつらはほざくけど「いつの間に」かすら知らないやつを 大人って呼べるのかその「いつ」に住み着いたやつらを 妬むように嫌うのはいわゆる「成人」 大人もどきの あいつなんだろう 今日が 今日が 今日が世界の最終日美味いもん食べて映画でも行ければ最高なんでしょうか? そんな名もないような日常を惰性で 使い捨てている余りものだって集まれば幸せにだってなれるさ タバコは死ぬ…

  • 氷夏 – 藍色アポロ

    なんとなく注ぐ水色の中から溶け出して滲んでいくような茹だる日の氷の気分 たまには雨でも降ってくれたならいいのにだなんて思ってだけどそれじゃなんかつまらないやって思って また涼しい風が僕の熱を隠している薄まっていくほどに味すらしないような このとめどない気持ちはいつも今もまだ抱えてるいるよ日々の中、僕はまだいるのかな届いてはないけど、届けばいいくらいでいつも溶けて薄いままで飲み干していく 弱いまま大…

  • Tobaku-Beat – 藍色アポロ

    夜が明けるまで四半日ほど夜にほぼ賭け資産退散 引け腰で負け、突いたなら勝ち油断してまた不足する言葉 朽ちてる博打遊びって劣悪純情 愛もない遊び 探す 気持ちの解れ欲張って底ついてしまった弾む話もない話もないやそんなある夜の話 夜が明けるまで八半日このネオンが消えて、頭チーポンカンまた一つ塔 差し出したこの場の決まりごと腹が膨れた社長さんが勝ちまくり整い顔も負け越さない虚像の「好」も得られないまた一…

  • 夜を歩けば – 藍色アポロ

    苛む夜が僕にはちょっと暗がりが過ぎたから浮き足立って転がる足が擦りむけて疼く 何も見えやしないな それを夜と名付けたら声だけ目印にしてまだ歩ける気がした 寂しさと切なさの境も隠すような暗闇だって照らす幾千から呼ぶ方へ君がいる方へと それが何かすら分からなくて心を繋ぐように歩き出す満たされないのに星が降った朝になる前に会えるかな 今はきっともうないものも見えることが夜にはあって消えそうだって、探した…

  • サイレント – 藍色アポロ

    届かない 聞こえない 応えないことが重なってそれが沈黙を生み出した 君は何を思う なあ 答えのないことは 答えないたとえあっても 答えやしないから部屋には少しの 響きもないままで 今日も明日も その先もきっと鼓動の音だけして ああ それも一つに なるのかなんて先走る 僕だけの声 欲望さえも 渇望してまた聞こえなくなって闇が僕を 包み込んでいった 心の奥の その先も見えなくて僕はもう何もわからなくな…

  • 叫んでいるんだ – 藍色アポロ

    朝焼けが眩しくて目を瞑っている程で紛らわした筋不通りな言葉吐くことに僕はもう疲れてしまった 悲しいわけじゃなくて寂しいのに感情間違えてそれが口実になっていつも君はもう閉ざしていたんだ深く その取り止めのない感情を変えの効かない言葉でいつも包み込むただそれだけただそれだけのことのはずなのにな僕には難しくて 叫んだんだ 震えてもうまく届かない声で不器用に呼んでいたんだ感情が 消えないようにただ出せる範…

  • ペダル – 藍色アポロ

    全部忘れて 遠くへ漕いでいこうか真夏日が唄うその目大きく開いて そこに無いものもいつかあらわになってしまう 大きくなる 夢が崩れるそれは筋書き通り つまらないだろう それ目掛けて手を伸ばして掴めなくて届かなくても何もなくて見えないほどに 暗いけど 別に何かわからなくて ぼやっとして見えるものその足で登っていったら 見える 歪んだものから、生み出した言葉いつも乾いて鳴って軋む足を大きく踏み込む風は倍…

  • Sketch – 藍色アポロ

    独りよがりで塗った青くて赤にも見える信号機また 君は 立ち止まっていた 放った言葉が 何かに変わっていく ことを知らない フリで 過ごしている 別にいらないことを知って君の胸を突き刺す狂剣が糸を切ってしまうなら 僕が拾う 流れ落ちた 滲んだ全部背負って君に映った空が 黒く染まりきって しまうならここで歌って 青く塗り潰すからだから 耳を 澄ましていてよ 振りかざした色が心塗り潰す大抵はどれも 綺麗…

  • 色褪せる – 藍色アポロ

    色消して、僕らのすれ違いはもどかしいさどこか沈んでしまう形なくていつも夜になってるさよなら 僕だけが走り出す やけになって独り言に擬態したってもうなくなる見ない名前ももう消えたのにいない日だって闇になる 僕から見える君の目を 日々のせいにして歪めたよなそれから消える左手を残すようにして壊されるような 思い出して繰り返していってそこは灰色の世界で過ぎ去った淡くなったものを必死になって色付けるまた会っ…

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