藍羽ルリ(中島愛)

未来の栞 – 藍羽ルリ(中島愛)

1番線 褪せた緑(みどり)の 列車乗って
乗車券は ひと匙(さじ)の涙
海岸線 走ってゆくの 桟橋(さんばし)まで
過去(きのう)には 卒業をして

解ってるフリで はぐらかさないで
戸惑いもすべて あなたへと
走り出した願い この奏(かなで)

夢の入り江で 待っていて
未来の栞(しおり)を
真っ白な ダイアリーへ
ねぇ 飾りつけ 予約するから
花々の時計 午前7時を指して 咲くころ
ちいさな恋が ほら 咲くでしょう

頑なな こころに纏(まと)う ドレス脱いで
吹く風が ちょっと冷たい
瑠璃(るり)色の ビードロの中 詰めた手紙
さよならが はじまりになる

解りかけたのに 蜃気楼みたい
哲学じゃ解けない でも真実(こたえ)を
捜し逢える現在(いま)が いとおしくて

未来予報が 外れたって 2人でいれたら
毎日 記念日だね もう カナシミに 涙しないよ
恋一雫(こいひとしずく) やさしく私を 包んでゆく
最愛のひとへ “ありがとう”

夢の入り江で 待っていて
未来の栞(しおり)を
真っ白な ダイアリーへ
ねぇ 飾りつけ 予約するから
エピローグなんて 神様も知らない
あなたへ 読むストーリー
ねぇ 眠るまで 聴かせたいから
花々の時間 午前7時を指してまた咲く

おおきな愛が ほら 芽吹くの

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