荒木由美子

UNHAPPY END – 荒木由美子

もう おしまいね 連続ドラマは
あー どんでんがえし
ハッピーエンドじゃないのね

泣き泣き 愛してきたの
それでも うれしかったわ
そばにいたくて
傘を隠した 雨の日など

私あきらめる だけど忘れない
あなたしか いい人いない

もう あなたとの昨日も昔ね
あー 淋しくなる
もうすぐ 春だというのに

私は弱虫なのよ
今さら 強がれないわ
だから許して
死にたくなって 電話しても

時がさかさまに 流れ始めてる
あなたしか いい人いない

私あきらめる だけど忘れない
あなたしか いい人いない

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私はブランコ – 荒木由美子

私はブランコ ブランラ ブランコ空と大地を 行ったり来たりキミとママが はしゃぐ声遠くの町まで 聞こえたらいいなブランランラン ランランラン ブランコどんなに大

ありがとうはエンドレス – 荒木由美子

「どなたですか?」と あなたが訊く「あなたの娘」と 答えます漫才みたいな毎日に笑って泣いて また笑いさっきのごはんの メニューなどおぼえてなくてもいいじゃない昔

パーティーのざわめきの中で – 荒木由美子

踊り疲れたあの娘はグラスを握りしめ髪をかきあげ ひといきあなたにもたれかかるきれいなの くやしいくらい恋をしてると何かが 光って見えるまるで似合いのふたりね誰も

意気地なし – 荒木由美子

友達ならわかってよ今の私から彼をとったら なんにも残らない訪ねてゆく彼のことだものアパートのドアをあけずに帰してほしい負けそうなんだもの あなたに男の人って う

夏はすぐそこ – 荒木由美子

気の早い恋人たちは海をめがけて走り出すの車にも潮風いっぱい夏はもうすぐそこ洗いざらしのシャツが誰より似合うわ Ah………………小麦色に焼きたいのあなたの肌 真似

横須賀レイニー・ブルー – 荒木由美子

外はブルー ブルー横須賀雨のしずく 数えて恋はブルー ブルー今日こそあなた あきらめさせて濡れた髪を早くふけよと白いタオル 投げてよこした人アアー つめたいわに

フラストレーション – 荒木由美子

好きなタイプの人見ると男嫌いのポーズとる裏と表の食違いつくづく自分が情けないあー フラ フラ フラストレーションあなた 私を見抜いてほしいお馬鹿さんだねとやさし

うつら・うつら – 荒木由美子

気がつくと 占いの列に並んでいるのとぎれてる 恋愛線 不幸せを招くの行き止まり 行き止まり 逃げ腰後もどり 後もどり できないあの人を 奪われた ダメージ大きす

不良志願 – 荒木由美子

赤いテールランプ闇のむこうに消えてゲームは終った “お帰りはあちら”冷たい夜風があざ笑っているわ私 ホントに好きだった遊びなんかじゃなくてだけどアイツ裏切った愛

ミスター・ワンダラー – 荒木由美子

遠い道程 今 旅立つ私あなた捜して 車をとばすハイウェイは どこまでも続いてゆくいくつもの町を過ぎ 噂を聞く変ってはいないのね 相変らずあなたは、さすらいの人な

昼さがりのゲームセット – 荒木由美子

ちょっぴりにがいブラックコーヒー私の涙ブレンドしてあなたのくれた裏切り浮かべ飲み干しましょうかくやしくないっていったら嘘ねさみしくないっていったらそれは嘘ね夢中

裏切りの季節 – 荒木由美子

どんなに強がり言っても 私の負けどんなに強がり言っても 私の負けどうかお願いよ 早く消えて涙流すその前に好きと嫌いは2分の1好きにかけた 私の負けね終ったの私達

愚図 – 荒木由美子

あの娘がアンタを好きだってこっそりアタシに打ち明けた時友達だもの「まかせときなよ!」なんて心にもない事言っちまったあの娘はまつ毛が自慢の娘で瞬きしながら人を見る

つむじ旋風(かぜ) – 荒木由美子

はずした後もイヤリングの感触が耳に残って何気なく手をやればさよならの先刻(さっき)の言葉燃えてる耳に生きている追いかけたいのにつむじ曲りのつむじ旋風巻き上げられ

風たちの午後 – 荒木由美子

ベランダの花が蕾をつけたことまだ知らせてはいませんでしたねすごく可愛いですよさっき洗いたての真白なブラウスに霧吹きかけてアイロンしましたラジオつけたままでありふ

春に吹かれて – 荒木由美子

新しいドレスの事 一言も聞きもしないでいきなり 反射神経ゼロ なんて ひどすぎるわ入口のガラスの扉に ぶつかったのは良く磨かれた 季節のせいなのよ声ばかり 大き

硝子坂 – 荒木由美子

悲しいのでしょうと 夢の中見知らぬ人の問いかけに声もだせずに うなずいてそれは あなたがやっぱり 好きだからいじわるな あなたはいつでも 坂の上から手招きだけを

渚でクロス – 荒木由美子

スクランブル交差点目と目が クロスあの子は向きを変えて私の背中に腕をまわした出来すぎてるよ あまり偶然 同じマークのTシャツどこから来たの 遠く 遠くどこまで行

イミテイション・ゴールド – 荒木由美子

シャワーのあとの 髪のしずくを乾いたタオルで 拭き取りながら彼が窓辺で 話しかけるわ流れる雲さえ 季節の色だと私は軽い目まいを感じマニュキュアの指 かざしてみる

季節風 – 荒木由美子

香りの強い 花は嫌いとあなたは見ると 顔をそむけた留守の間に 部屋を片づけコップに差した 真赤なバラよ私の髪が息を止めるカラ カラ 心が空まわりよ張り変えてある

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