荒木一郎

僕は君と一緒にロックランドにいるのだ – 荒木一郎

カール ソロモンよ!
僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は僕よりも気が狂っている
僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は 非常に調子が変になっている

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は
僕の母さんの幽霊の真似をしている

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は 12人の秘書を殺害した

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は この目にみえない諧謔を笑う

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで僕たちは
同じ様にどえらいタイプライターを
打っている大作家である

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君の病状が
悪化したとラジオが伝えた

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで頭蓋骨の機能はもはや
感覚のうじ虫を受け入れない

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君はユーティカの
オールドミスの乳房のお茶を飲む

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は
看護婦の体にじゃれついてブロンクスの
女面女身の鳥の翼を持った
怪物だとしゃれを言っている

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は
狂人拘束服を着て現実の地獄の
ピンポン試合に負けるぞと絶叫している

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は 音程の狂ったピアノを強打した
魂は清浄で不死である

それは厳重な精神病院で神も信じないで
息絶えるべきではないのだ
五十回以上ものショックによって
君の魂はもう君の肉体へ
むなしい受難の旅から
帰って来ることが無いだろう

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は
精神病の医師を非難しながら
ファシストの国家的なゴルゴダに対する
ヘブライの社会主義革命を計画している

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで君は
ロングアイランドの空を引き裂いて
超人間的な墓から
人間イエスをよみがえらせるだろう

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで二万五千人の気の狂った同志達が
インターナショナルの
最後の一連を合唱している

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
そこで僕達は
ベッドシーツの下でアメリカ合衆国を
抱きしめて接吻している
一晩中 咳をしていて
僕達を眠らせないアメリカよ

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
照り輝き幻の壁が崩壊してゆく病院へ
天使の爆弾を落としに来た
魂の飛行機の爆音におどろいて
僕達は昏睡から目覚めた
お やせこけた人間どもが外へ逃げ出す
お 星をちりばめた慈悲のショックよ
不滅の戦いがここにある
お 勝利よ はだ着の事など忘れてしまえ
僕達は自由だ

僕は君と一緒にロックランドに居るのだ
アメリカを横切るハイウェイを通り海の旅から
水をしたたらせながら
僕の夢の中へたどり着いて君は西部の夜に
閉ざされている

僕のコテージのドアに向って泣いている
向って泣いている
向って泣いている

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