草野華余子

マーメイド・ララバイ – 草野華余子

“自分を信じるのに飽きた
誰かを愛すことに疲れた”
悲しげな顔で君は 僕の声にも
空の青さにも気付かない

辛い想いばっか 掘り返しては
暗い海でずっと独り 泣いているのかい?
もうその場所には 答えなんて無いんだよ
顔をあげて こっちおいでよ

荒れ狂う波間抜けて 君が泳ぎ切れるように
何度も名前 呼び続けよう マーメイド
独りじゃ抱え切れない 喜びも涙も嘘も
全て受け止めるよ 約束をしよう 約束をしよう

ひとつやふたつ 心の中に
誰にも言えぬ しこりがあって
そいつが時として 大きくなって
君の心 食い尽くしてしまうけど

君が君を許してあげなくちゃ
僕は僕を愛してあげなくちゃ
自分を信じること 誰かを愛すこと
未来を夢見ること 止めないで

世界を泳ぎ疲れた君が よく眠れるように
優しい歌を歌い続けよう マーメイド
独りで泣いた孤独な夜も きっと意味があると
そうなるようにと そうなるようにと 生きるだけ

約束は守るためにあるんじゃない
明日が楽しみになる魔法さ
だから 指切りをしよう 何度でも 何度でも

荒れ狂う波の先で 君が君らしくあるように
届け 心からの愛のうた 何処までも
独りじゃ越えてゆけない どんな高い壁もきっと
君への想いが 君の存在が
僕の身体を 音で満たしてゆく

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Rub-a-dub-dub – 草野華余子

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