忘れられた花誰も思い出さない 紅の色ただひそやかに浜辺の砂に 色あせる泣き濡れた花思い出はかえらぬ 遠い幻ただしみじみと旅路の果てに 色あせる花びらの色は熱きくちづけの 名残りバラのしずくかただかなしげに都会の隅に 忘れられる