茶太

嗚咽 – 茶太

長く細く続く夜は
光もなくて孤独抱いた
ただ
波紋のよに足跡を
滲ませながら

彩りの無い視界の花に
全て埋もれてた

思い出すあの日の温もりを
歪みながら途切れてく色彩も
ひからびる私を潤して
溢れて止まらぬ言葉は
答えにならない曖昧な声

指重ねて祈る夜は
底の見えない闇を抱いた
まだ
影を伸ばす
強い光に気づけずに

一重二重と散りゆく花が
世界を染めてく

忘れないあの日聞いた声を
胸に熱く染み渡る感情も
空っぽの両手で受け止めた
溢れて止まらぬ言葉は
答えにならない曖昧な声

独りきりと迷うような日にも
手を差しのべられてた
いつでも

ごめんねと いえばよかったかな
ありがとうと いうべきだったかな
思い出すあの日の問いかけに
いつも繰り返す言葉は
答えというには曖昧な声

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