若原りょう

  • 気になるおまえ – 若原りょう

    赤いカクテルグラス 滲(にじ)む酒場の灯り酔えばあの面影 揺れてまた浮かぶ潤(うる)む瞳 甘い香りなぜだか胸が せつなくて恋するなんて 柄じゃないけどやけにおまえが 気になる夜更け 雨がそぼ降る夜に ひとつ傘差しながら部屋に送ったよね あれは三ケ月(みつき)前二人そっと 触れた肩のぬくもり今も 思い出す時々どこか 淋しさ見せるそんなおまえが 気になる夜更け 恋じゃないさと 言い分けしてもやけにおま…

  • 恋待ち化粧 – 若原りょう

    あなたに逢える 嬉しさに口紅引く手が 震えます世間をたとえ 騙(だま)しても別れられない 今はまだ待たされて 待ちわびてあなたに あなたに 逢いに行く 二人で暮らす 幸せをねだればあなたに 嫌われる男の狡(ずる)さ 知りながら燃える女の 哀しさよ泣かされて また泣いてあなたに あなたに 逢いに行く ため息そっと 振りほどき口紅も一度 引き直す昨日のぶんも この胸を抱いて下さい 思い切り待たされて …

  • 露しぐれ – 若原りょう

    あなたを思って また泣いて爪の先まで 涙色突然聞いた 別れの言葉今でも胸が 痛みますああぁ ああぁ未練しずくか 露しぐれ 化粧をする気も なれなくて今も鏡は 伏せたままあきらめきれぬ 女の心今すぐあなた 抱きしめてああぁ ああぁ恋のしずくか 露しぐれ 幸せ遮(さえぎ)る こぬか雨なんで私に 降りしきるあなたが戻る その日を信じ待つのは愚かな 夢ですかああぁ ああぁ未練しずくか 露しぐれ 人気の新着…

  • 罪の川 – 若原りょう

    つらい噂の 飛沫(しぶき)に濡れて沈みそうです 恋の舟この世で添えない 運命(さだめ)ですこのまま このまま 続いたらあなたが あなたが 駄目になる愛しても つらいだけ 二人渡れぬ 罪の川 きっといつかは 一緒に暮らす夢をみました ばかでしたいいのよあなたは 悪くない想い出 想い出 抱きしめてひとりで ひとりで 生きて行く泣かないと 決めたのに 涙集める 罪の川 今日が最後と わかっていても胸に未…

  • 北国そだち – 若原りょう

    かわいい女に 口説かれてお酒に溺れちゃ いないかと今日もいつもの 便りが届くおふくろみたいに いい奴さ逢いたいよ 恋しいよ 飛んで行きたいよ都会でひとり 膝を抱き北国… 遠い故郷の おまえの夢に泣く おまえのその手を 振り切って上りの列車に 飛び乗った声にならない 涙のつぶが今でもこの瞳に 映ってる逢いたいよ 恋しいよ 飛んで行きたいよ手酌でひとり 呑む酒は北国… 遠いおもいでを 今夜も連れてくる…

  • 雨のジルバ – 若原りょう

    どこかで会った そんな気がして思わず声を かけたのさあまりに君の 白い横顔が哀しく見えて 気がかりで 踊り明かそう すべて忘れて朝はまだまだ 遠いからこんな出会いは 運命さ雨の夜には… ジルバ 涙は君に 似合わないから笑ってごらん 僕にだけこんなに君を 思い悩ませた男はほんと 罪な奴 踊り明かそう リズム合わせて雨も朝には 止むだろうこんな出会いも 悪くない雨の夜には… ジルバ 踊り明かそう すべ…

  • 朝陽が昇る場所 – 若原りょう

    はちきれそうな 夢だけ詰め込み都会の街に やってきたけど右も左も 分からず震える迷子のように 星の数ほど 行き交う人の中たったひとり 優しい微笑みで濡れた心を 包んでくれたあなたは僕の 朝陽が昇る場所 故郷(こきょう)にいつか 錦(にしき)を飾ると誓った春は 廻(めぐ)る何度も夢と希望が 不安に揺れてる振り子のように 星も見えない 曇った空の下たったひとり 澄んだまなざしで折れた心を 癒してくれた…

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