花華かおり

鑑(かがみ) – 花華かおり

空を映(うつ)して 流れる河は
清濁(せいだく)合わせ 呑み込んで
真理(まこと)求める 男の夢を
河を鑑に この人生に
ひとつ足跡 ひとつ足跡 残してみたい

人に踏まれて 名もない草も
春にはかわいい 花となる
腹におさめた 悔しさ憎さ
花を鑑に 忍んで耐えりゃ
いばら道でも いばら道でも 歩いてゆける

天と大地の 間(はざま)に生きて
人には人なり 人生(みち)がある
山の高さを 競(くら)べるよりも
山を鑑に この胸はって
決めたこの道 決めたこの道 信じて生きる

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