花京院しのぶ

望郷よされ節 – 花京院しのぶ

星が星が 星がまたたくよ
遥か故郷は その向こう
風のすきまに 望郷よされ
コップ持つ手が かじかむ冬だ
ああ 帰ろかな 帰ろかな よされの里よ
よされ よされ ああ……

酒に酒に 酒におぼれてよ
ぐずる ぐずる はぐれ者
夢もちぎれた 他国のくらし
いまじゃ会えない あの子やあいつ
ああ 呼んでいる 呼んでいる よされの里よ
よされ よされ ああ……

雪は雪は 雪はどか雪よ
山に里に 降りつもる
北の念仏 あのわらべ唄
鳥は帰るか 吹雪の中へ
ああ 母の顔 父の声 よされの里よ
よされ よされ ああ……

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お父う – 花京院しのぶ

お父うナーヨー 帰って来やれ故里(くに)の津軽を 忘れたか逢いたさ辛さで 身もやせる手紙書くにも わからぬ居場所早くナーヨー肩を寄せ合い 暮らそじゃないかお父う

望郷さんさ時雨 – 花京院しのぶ

遠い恋でも 想い出傘はあなたに寄り添う ふたつ傘そっとつないだ 指と指命を預けた 恋でしたほろり ほろほろ 涙ぐせさんさ時雨が また降りかかるションガイナお国な

望郷あいや節 – 花京院しのぶ

あいや あああ あーあれをごらんよ 寄り添うカモメ幼なじみか 恋仲か津軽はるかに 風の中あいや あああ あー はぐれ旅あとを追うのかヨォ ふたりづれあいや ああ

津軽の舟唄 – 花京院しのぶ

風が 風があばれる 吹雪になるか海猫(ごめ)が時化(しけ)だと さわいでる十三(とさ)の湊は 恋港せめて釣ろうか あの娘(こ)を陸(おか)でおとこ追分 岩木山惚

望郷五木くずし – 花京院しのぶ

故郷は どんなに どんなに 遠くてもいつもこころの 中にある夕焼け ネムの木 母さんの背中が恋しい 子守り唄おどま 盆ぎり 盆ぎり盆から先きゃ おらんど盆が早よ

望郷新相馬 – 花京院しのぶ

花は咲いても 淋しいものは人の別れと 春の雨会津恋しや 遠い空帰りたくてもナー 帰れはしない土産ばなしも ない今は ない今はハアー はるか彼方は相馬の空かヨー

望郷やま唄 – 花京院しのぶ

赤い 赤い夕日の向こう遠い山並み ふるさとは しんしんと雪かじさま晩酌 ばさまはこっくりこみんな達者か かあさんもイヤー イディア 逢えず三年 また二年三味が道

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