芦屋花繪(梶裕貴)

華咲く!青春奇譚 – 芦屋花繪(梶裕貴)

この街にも潜む人に非ざるモノの存在を
知らずに過ごしてきた
それはそれで良かったのだけれど
歩んできた道を振り返ればそこには足跡が
自分のものだけではない事に気が付いた

さみしがり屋を見つけたら隠れん坊して遊ぼう
鬼さんこちら手の鳴る方へと来ればいい
日常のすぐ隣にはまだ見た事のない世界が
ゆらり揺らめくように広がってるんだ

華咲く青春!不思議な命運!
出会い別れ繰り返し 護りたい
この眼に映る弱きモノは見捨てられない
不機嫌なその青春!つながる命運!
ここで出会う定めなら 逃げ出さず
一歩踏み出せ
覚悟決めて向き合えるから
吹き飛ばせその暗雲!
摩訶不思議なドラマを描け

自分に出来る事探しても少ししかないとして
「信じていて欲しい」
それが唯一言える事だけれど
誰にも触られずに
無視され続けたモノの存在が
自分を必要としてる事に気が付いた

孤独な影を見つけたら
見て見ぬ振り出来なくて
いつもより少しだけ鼓動が高鳴って
有りふれた言葉じゃなくて
優しく体温を交わそう
どれ程に距離が遠かったとしても

煌めく晴天!青き地平線!
まだ道半ばだけれど
諦めの悪い頭で
散りゆく想いさえ紡げる
拭い去れその偏見!積むんだ経験!
まだ割り切れないけれど
溢れ出す涙を拭いて
覚悟見せて向かい合うから
越えてゆけその青雲!
摩訶不思議なドラマを魅せろ

華やいだこの青春!不思議な命運!
巡り来る季節の中
迷わずに前だけ見つめ
過ぎ去った過去さえ抱きしめて
不機嫌なその青春!繋がる命運!
出会いに意味があるなら
別れすら悲しくはない
笑顔見せて見送る「どうぞ!」
越えてゆくこの霊雲
摩訶不思議なドラマを描く

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